2022年5月19日木曜日

YAMAHA SLG200N CRB

なんと、30本目(エレキ×1、ウクレレ×1含む)の記念すべきギターは
サイレントギターでありました・・・とさw

YAMAHA SLG200N CRB


コロナ禍でギターがよく売れているそうですが、ギター愛好者の裾野が広がるにつれて、マンションやアパートでの隣人トラブルもよく耳にするようになりました
もちろん奏者側だけでなく隣人側の気持ちもよくわかるのですが、ギターの音だけでも小さく出来れば、そういったトラブルもある程度防げる・・・
というのが開発意図かどうかは定かではありませんが、エレキのように生音が小さく、アンプを通さなければ大音量が出ないのが、このYAMAHA SLGシリーズです

型番の200は初代の100番台に対して2代目であることを示し、その後ろのNはナイロン弦モデルであることを示します
CRBはカラーで「クリムゾンレッドバースト」と言うなんとも格好良いモデル名!
落ち着きのある色で、ほのかに高級感もかもし、私は一番好きな色です

【特長】
 ・SRTパワードピックアップシステム搭載
 ・低音弦側フレームの脱着構造によりコンパクトに収納
 ・優れた静粛性(一般的なクラシックギターの約10%の音量)
 ・斬新且つ独創的なデザイン
 ・エレキギターのようなスリムなボディ形状
 ・チューナーを追加。機能性・演奏性が向上

【仕様】
 ・幅:356mm 長さ:970mm 厚み:87mm 質量:2.1kg
 ・本体材質:マホガニー 棹:マホガニー 指板:ローズウッド
 ・フレーム:ローズウッド&メイプル
 ・糸巻:RM188NB-7B
 ・下駒:ローズウッド
 ・弦長:650mm 指板幅(上駒部/胴接合部):50mm/60mm
 ・塗装:CRB(クリムゾンレッドバースト)
 ・弦:グランドコンサート(S10)
 ・コントロール機能:
  電源スイッチ ボリュームコントロール AUXコントロール
  ベースコントロール トレブルコントロール ブレンドコントロール
  エフェクト(REVERB1/REVERB2/CHORUS) クロマッチックチューナー 
・接続端子:
 LINE OUT(モノラル)兼POWERスイッチ/ジャック差込時ON
 DC IN
 AUX IN(ステレオミニフォーンジャック)
 PHONES(ステレオミニフォーンジャック)
・電源:
 電源アダプター(PA-3C *別売)又はアルカリ単3乾電池・ニッケル水素電池
 電池寿命:通常連続使用(エフェクト使用・不使用に関わらず)
   アルカリ乾電池約22時間 ニッケル水素電池約18時間
   ※電池の使用時間はあくまでも目安
・付属品:
 専用ソフトケース ステレオインナーフォン ※電源アダプターは別売

YAMAHA サイレントギターのあゆみ


YAMAHAのHPから

2001 SLG100N
ナイロン弦仕様のサイレントギター初代モデル誕生。イメージアーティストに渡辺香津美さんを起用した広告は、全国紙新聞、スポーツ紙、雑誌広告に掲載され話題を呼んだ。

2002 SLG100S
スチール弦仕様のサイレントギター登場。イメージアーティストに中島みゆきさんを起用し、“静午前”のキャッチフレーズで、夜中でも明け方でも静かに弾けるサイレントギターの特長を打ち出した。

2003 SLG100NW
一般的なクラシックギターと同じワイドネック仕様の「SLG100NW」が登場し、より本格的な演奏性を実現。「SLG100S」「SLG100S」には、ナチュラルカラーに「トランスルーセントレッド」「ブラック」「アンバーバースト」を追加しカラーバリエーションも豊富にラインアップした。

2005 SLG120NW
ステージ演奏向けに音質や演奏性を向上させたナイロン弦ワイドネック仕様のサイレントギターを発売。QUEENのブライアン・メイ、ポール・ロジャースとアーティスト契約を交わし、コンサートでも使用された。

2010 SLG110S、SLG110N、SLG130NW
9年ぶりにモデルチェンジしたサイレントギター3品番を発売。新開発のDSPを採用し、残響音を付加するエフェクト機能「リバーブ」に加えて、「コーラス」と「エコー」を追加した。

2015 SLG200S、SLG200N
「自然なアコースティックサウンドの再現を追求し辿り着いた「SRTパワードピックアップシステム」を搭載したモデルを発売。生ギターの胴鳴りの空気感やサスティン、減衰という音色の変化を自然に表現した。

2017 SLG200NW
「SRTパワードピックアップシステム」を搭載したナイロン弦ワイドネック仕様を発売。共鳴胴を持たないサイレントギターが本格的なクラシックギターの鳴りを表現。

2021
サイレントギター初代モデル誕生より20年を迎えました。「いつでも どこでも」アコースティックギターサウンドを奏でたいギタリストの気持ちに寄り添える存在となれるよう、より良いギターの探求を続けて参ります。


私にとっての必要性
弾き語りの場合、私はボーカルエフェクターを使うのですが、エフェクトの中でもハーモニーエフェクトを使う場合、ギターの生音はとても邪魔になります
マイクがギターの生音を拾って、その音にもハーモニーがかかって、めちゃくちゃ変な音になってしまうためです

回避のためには、超指向性マイクを使うとかいろいろ考えられますが、確実なのは「生音の小さなギターを使う」ことです
そんなわけで、私も最初はエレキを使ったりもしましたが、音がアコギらしくないとかの以前に「重い!!!」w

まあ、そんなこんなでいろいろ試行錯誤しながら、GODIN ACS SLIMというギターに落ち着いたのでしたが、つい先日TC HELICON VOICELIVE3を購入したことで、弾き語り用のサブシステムが出来てしまった(^0^;)


メインシステムとサブシステムで同じギターを使い回してもかまわないのですが・・・
私の常として・・「めんどくさい」w
いろいろ思案してる内に以前から興味のあったYAMAHA SLGに目がとまったのが、
「私にとっての必要性」というわけであります

使いやすさ
正直、実機にさわるまでは「こんな骨組みだけのようなギター違和感バリバリ?」と思ってましたが、ほとんど違和感なく弾けます
また、形だけでなく、適度な重量も引きやすさに貢献しているようにも思います

ただ、当たり前のことすぎて少々間抜けでしたが、12Fジョイントというのは想定外(笑)
ずっと使っていたGODIN ACS SLIMがナイロン弦でありながら14Fジョイントと言うことですっかり失念してましたが、普通のナイロン弦ギターって12Fジョイントですね(^0^;)
ハイフレットにカポなどすると、すこ~し使いづらいなと・・・

電源が単三電池というのも良いですね!
電源アダプターは付属しないのですが、あったとしても電源コードの煩わしさできっと使わないかな
充電式のエネループ電池でも十分に使えるので、これは本当に便利です

そしてこれは私にとって最大のラッキーポイントだったのですが
「電源スイッチがついていること」素晴らしい!!!(笑)
一般的なエレアコ、エレガットはシールドを差した時点で電源オンとなり、抜くと電源オフとなる仕様のため、抜き忘れると、数日で電池がカラになるという惨事となります
しかし、SLG200Nは電源ボタンでOn/OFFが可能!ここで少し電源関連の情報をまとめておきましょう
 ・電源オン:本体の電源スイッチ操作またはシールドの差し込み
 ・電源オフ:本体の電源スイッチ操作またはシールドの抜き取り
 ・オートパワーオフ:30分以上の無音継続で自動的に電源オフ

その他、リバーブなどの各種エフェクトが使えたり、SRTシステムというマイクシュミレーターがついていたりという機能性も便利と言えば便利です
しかし、これらは音からすればあくまでオマケ・・・あまり使いたくなる音ではない気がしています

音の感想
SRTを適度に効かせると、以外にピエゾっぽさが抑えられます
初代のSLG100シリーズに比べると、格段に「普通っぽい」音がします
これには、どうやら好き嫌いも絡むようですが・・・(笑)
私には好印象でした

ただ・・・少々「サー」というホワイトノイズが気になるかなというのが
減点ポイントかも知れません



5 件のコメント:

Be-m.R さんのコメント...

僕も100を以前使いました。 でもライブで1回使って売っぱらってしまいました!(苦笑)
一番の原因はボディがない事!です。(笑)

わかります、わかりますよ~、ボディを無くしたからこそ生音を小さく出来たんですよね~。
でも自分が弾いてるライブ動画を見たら…、なんかボディが無くて“自分のボディ”が見えるじゃないですか!?
その絵がなんか間抜けで…(苦笑)

ziziさんの場合、録音がメインだと思うので関係ないと思いますが…、活躍を祈ります♪

zizi さんのコメント...

>Be-m.R さん

コメントありがとうございます!!

あはは、「おなかが映っちゃうと配信では使えんなあ」とは
買った後で気づきました(笑)
あと、やっぱりだけどヒザの上で滑る滑る
おかげでエレキ時代のストラップが10年ぶりに活躍してますw

しばらく使ってみます!!

もりそう さんのコメント...

こんばんは!
お久しぶりです。

ギター30本目すごいですね(笑)

まさかのサイレントギターですか!
私も何度購入を考えたかわかりません。
夜弾く用で欲しいと思ったり、いや夜は弾かないな、とか…

個人的に200シリーズがもう少し安ければなぁと思う所です。




zizi さんのコメント...

>もりそうさん

コメントありがとうございます

そうなんです、「まさかの」(笑)
音の方は100よりも200の方がピエゾ臭が抜けてる気がします
上手く弾けてないので記事にはしませんでしたが
https://soundcloud.com/user-171854796-685387222/2a-1?utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing
これは、本体のSRTシステムをつまみ12時くらいにして
リバーブはVOICELIVE3を使ったものです
以外に良い感じの音だと感じてます!!

zizi さんのコメント...

>bs-guitar-funnypage さん

>アパートぐらいの時に、
>SLG100N→S と使っていました。
>自宅を購入してからは売却
>その後単身赴任で社宅住まい
>さすがに欲しくなってきました
>歴代の紹介 大変助かります
>だいぶ良くなったとお見受けします。

私の場合は特殊な事情でしたが
音漏れが気になる環境であれば、欲しくなりますよね
ピエゾ臭バリバリだった初代に比べると
200シリーズはだいぶん良いと思います