2022年12月22日木曜日

コンデンサーマイク SE electronics X1A RB

ネットをフラフラと彷徨うのはやめた方が良い

いったいどこをどうたどったのかも定かでは無い、が・赤いマイクが視界の端っこに入った

ハイッテシマッタ

SE electronics X1A RB


いやいや、そんな高級マイクなどでは無いだよ
しかし、真っ赤とも朱色とも違う絶妙な赤がグリルの漆黒とマッチして、じいちゃんにして「かわいい」と思わせる
元々、赤と黒の取り合わせはものすごく好きだが、シックでもカッコイイでもなく、そう「かわいい」なのだ
赤がツルピカ塗装なのもまた良い
本来なら安っぽく見えるはずのツルピカだけど、黒マットなグリルとアンバランスギリギリの調和を見せている

カプセルタイプ :パーマネントバイアス方式コンデンサーマイク
(2/3インチダイアフラム)
指向性 : カーディオイド
周波数特性 : 20 Hz – 20 kHz
インピーダンス : 50 Ω 以下
感度 : 20 mV/Pa(-34 dB)
最大許容音圧レベル(SPL): 130 / 150 dB(0 / 20 dB パッド)(0.5% THD @ 1 kHz)
S/N比 : 78 dB (A)
等価ノイズレベル:16 dB (A)
ダイナミックレンジ:114 / 134 dB(0 / 20 dB パッド)
ローカットフィルター:100 Hz、6 dB/oct
パッド : -20 dB
コネクタ : XLR 3ピン
動作電源 : ファンタムパワー48V(IEC 61938 準拠)
推奨負荷インピーダンス : 1 kΩ 以上
消費電流 : 4.0 mA
外形寸法 : 58 mm(直径)x 169 mm(長さ)v
本体重量 : 390 g
付属品:マイククリップ(変換ネジ付き)

・・・ちょっとまじめな話に戻る(笑)
SE electronicsは、イギリスに本社を置き中国生産するマイクメーカーです
2000年代初頭に創業されて20年ほどになりますが、歴史は浅いながら高性能と低価格を両立させたメーカーで、私も好きなブランドです
これまで、コンデンサーマイク3本、リボンマイク1本、ダイナミックマイク1本の計5本を所有してましたが、今回6本目のメンバーとなったX1Aはその中でも最も廉価なマイクとなります
コンデンサーマイク入門機とも言えるSE X1シリーズは昔から知っていたし、初代のX1は持ってもいるが、こんなカラーバリエーションは全く知りませんでした
どうやら2022年2月に元々の黒に赤と白が追加発売されたようです

白もちょっとパールっぽくて良い感じなのですが、ワタシ喫煙者ですので基本的に白は避ける傾向にあります・・なので赤!とw

マイクの使い分け


音源や録音ソースの用途によって使い分ける・・・なーんてはずは無いのです
いやもちろんゼロというわけではありませんが、そこら辺はどちらかと言えば気分次第な部分が大きいかも

むしろ日常のマイク使用で大きな要素は「管理に気を遣うかどうか」、ぶっちゃけて言えば「出しっぱで壊れても惜しくないかどうか」ということであります
コンデンサーマイクは録り音が繊細でアコギ録音に、ボーカール録音にと重宝します
しかし反面、湿度管理においてはかなりデリケートです
とはいえ、使用後毎回デシケーターに戻したりは相当に面倒なので、常用するマイクは基本「出しっぱ」で使うことになりますが、そういう荒っぽい使い方に耐える、または耐えられなくて不調を来しても惜しくないかどうか、それがワタシにとっての1つの線引きとなっています

もちろん、配線や回路が腐食するほどの超高湿度でない限り、放置しても音が出なくなるようなことはまれですが、ノイズが乗ったり音にキレが無くなったりということは十分起こります
そんな環境に高額なマイクを放置したくない、でもマイクは手の届くところにいつもあって欲しい・・・そんなせめぎ合いの中でひいた「一線」なのであります

さて今回のX1Aはどっちに入るのか?
と~ぜん「出しっぱおっけ~」の領域なのでありますよ(笑)
ちなみにこれまでその領域に君臨していたのはBEHRINGER B-1でありましたが
しばらくは乾燥剤とともにおねんねしていただくこととなりました

音の感想


元々SEのコンデンサーマイクが気に入っていた理由は、全体的に音がタイト、かつ適度な密度感があるという部分でしたが、X1Aも基本的には似た系統といって良いです
ただ、少し厚みに欠けると言いますか、艶(つや)成分が薄いと言いますか、そこは値段なりの部分もあるので、EQやエフェクト等多少の味付けは必要かもしれません
しかし、1.3万円にNEUMANNを求めるのは酷というもの
少なくとも第一印象でワタシには「ダメ」とは思えませんでしたし、むしろコスパは良い方だなと感じています

一応購入記念と言うことで、録音を残しておきます
ただ、気合い入れて生音ってほどのことも無いので、ちょっぴりリバーブでお化粧してます
 ・Martin 000-15
 ・Goldenage Pre73jr



2 件のコメント:

bs-guitar-funnypage さんのコメント...

メリークリスマス ZiZiさん
今日は午前中だけ仕事をして、昼は外食と買い物
(単身赴任はこれが大事(^^♪)
のんびりしながら久しぶりに拝見いたしております。

さて、このシャア専用(笑)良いですね。
マイクはルックスも大事です。
値段の割には癖もなく感じられ、
出しっぱなしカテゴリでこれは十分だと私は思いました。
もしかしてギターが良いのでしょうか・・・
また曲が下山君のダニーボーイというのも、
私には比較を録りやすくてGooooDです。

zizi さんのコメント...

>bs-guitar-funnypage さん

すいません、お返事遅くなりました!!!

そう、まずはなんと言ってもルックス(笑)
仕上が良いので赤でもそんなに安っぽい感じはありません
音も多少「豊かさに欠ける」感じがありますけど
ギターもボーカルもそつなくこなします
コスパは悪くないと思います

このダニーボーイは7,8年前に
下山さんのワークショップで楽譜をいただいたものですが
妙に気に入ってずっとひいてます(笑)