2021年7月12日月曜日

KEIBA パワーアップニッパー

弦交換には必需品といっても良い「ニッパー」
私の場合は、張り終わった新弦の端末カットだけではなく
古い弦を外すときにも12フレット付近で切断してから外すので、
私にとっての必要度はとても高い工具です
使用中のニッパーが今ひとつということで、買い換えたいと思ったのですが
ほんとならギター関連工具から探すべきところ、今回は「一般工具」から選んでみました

KEIBA パワーアップニッパー


「KEIBA」とは???
『KEIBA』は世界20ヶ国以上のプロフェッショナルが愛用する作業工具ブランド。
抜群の切れ味、特注高級鋼材の耐久性、国内一貫生産による安定した品質、
機能を追求した美しいデザインなど、随所にこだわりとノウハウが注ぎ込まれています。
・・・とのことでありますw

もちろん日本製で新潟県三条市の「株式会社マルト長谷川工作所」の製作
どうやら「KEIBA=競馬」ということのようなのですが
社長さんが競馬好きなのかどうかは・・・・わかりません(笑)
【2021.7.13追記】
ツイッターの方でマルト長谷川工作所様から
KEIBAの名前の由来について教えていただけました、ありがとうございました!!
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KEIBAの由来ですが 初代社長が競走馬の雄姿に強く惹かれたことや
当時馬を飼い可愛がっていたこと等が 理由となっております
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呼び寸法(mm)165
トラスコ品番760-8713
材質クロバナ入り70カーボン鋼(CR-V70C)
全長(mm)165 質量(g)160
切断能力(Φmm) 軟線2.3 硬線1.8


これまでは何を使ってたのか?


これまで弦交換で使ってたのもニッパーですが、100均の安いニッパーです
切れなくはないのですが、
 ・6弦を切るのにけっこう力がいる
 ・巻き弦では芯線を切ったあとに巻いてある細い線が切れ残ることが多い
などなど、かなり我慢して使ってたわけです
実際、写真のように閉じた状態でも、元々の製作精度のせいか、使用による摩耗のせいか、
わずかな隙間が生じています、これじゃ切れ残りもするわな~
まあ「我慢の限界!」ってほどでもないのですが、
世の中にはもっと楽できるニッパーがあるんじゃないかしら??というのが、購入動機です

ちなみにこれまで使ってきた中で切れ味最強のニッパー・・・は??
意外や意外、ペグワインダーにおまけでついているこれ!!
ほんとうに気持ちよく切れるし、切れ端が飛び散りににくい
でも、なんか微妙に握りにくく使いにくいため、このところ徐々に縁遠くなってきました
もちろんお出かけ時の荷物を減らしたい!なんてときには大重宝しますが・・


さて使い心地は?
【基本的なこと】
収納時は鎖で握りが開くのを留めていますが、それがなければバネで大きく開きます
これはけっこう重要な部分でして、弦を切るたびに握りを開く動作はとても面倒です
それが勝手に開いてくれるのはとてもありがたいです

また、165mmという大きすぎないサイズも、ほんとにちょうど良い
手のひらサイズ+αというのは、ギター用工具というイメージにぴったりです
 ※「作業イメージに合う」って意外に大事!(笑)
あと、人差し指から小指の4本がかかる握り部分が外側に湾曲していて
力が入れやすいこと、これも地味だけど使いやすい要素となっています

【切れ味】
100均ニッパーとは比べるべくもなく「良い切れ味」です
写真のようにテコの原理を利用(ボルトカッターなどと同じ原理)して、
通常のニッパーの半分ほどの力で切れるのも素晴らしいですね


以下の動画は、1~6弦を束ねたものを一気に切断したときのものです
「豆腐を切るように」なんてことはもちろん無いのですが(笑)
以前のニッパーでは出来なかったことです
それに、加えて巻き弦の細い巻き線も残すことなく切れているのが素晴らしいです!
もちろんこんな乱暴な切り方をしても刃こぼれなどありません


まとめ
ギターの弦の交換用だからと、それほど考えずギター用品から選びがちな工具類ですが、
そもそも工具であるのだから、
ギターメーカーや用品メーカーのものより、本職用の一般工具の方が性能良さそう・・・
そんな思いから、今回それを実践してみたということですが、
たしかに、文句のない切れ味!我ながら良い選択だったと思います

ただ、モノタロウ価格は税別3千円・・・・ちとお高い(^0^;)
切れさえすれば百均で上等!という考えも全然有りです
しかし、めんどくさい弦交換が少しでも楽しくなるなら、・・・
こういうお道具にちょっと贅沢してみるのも良いかも知れませんね!!!


2 件のコメント:

もりそう さんのコメント...

こんにちは!
読ませて頂き完全にzi ziさんと同じです
100均、ワインダーのおまけニッパー…
もう限界で近々、私もニッパーを買おうとしていた所でした。
候補としてサウンドハウスに売っているピックボーイの1500円くらいのヤツです。
記事を読んで悩んでいます。
同じものを買うべきか、レビューのためにピックボーイを買うか…
しかしニッパーに3000円はなかなかですね(^^)


zizi さんのコメント...

>もりそうさん

いつもコメント感謝です!

さて、このニッパー
確かに3000円(ネットの最安値では2千円台後半)というお値段がネックですが
倍力機構の効果はなかなかのものです
動画のように束ねた弦を切るなんてときはけっこうな力がいりますけど
単弦切るなら5,6弦でも軽ーく切れるし
1~3弦は、なんだか切った感がない(笑)

実は購入前にワインダーのオマケに似たものを単体工具でも探してみました
ワイヤーカッターという工具なのですが
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%84%E3%83%8E%E3%83%80-Tusnoda-WC-150-King-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B002RDDLMM/ref=pd_sbs_1/358-5233599-5283835?pd_rd_w=78DZY&pf_rd_p=367c54b8-500b-4071-9b4d-65fe16192688&pf_rd_r=AYN7CD0Q075N7FN6B48X&pd_rd_r=8f82c1a6-c99f-4370-8b68-e83420f7140b&pd_rd_wg=hPm9U&pd_rd_i=B002RDDLMM&psc=1

ただ弦を切るという作業ならとても良さそうなのですが
刃先がオマケニッパーよりかなり肉厚で
ペグポストのすぐ上で弦を切りたいなんていう微妙な作業が難しいかも
という判断で断念しました(未だに後ろ髪引かれますがw)