2022年8月17日水曜日

コンデンサーマイク AKG C214

コロナの影響によるNEUMANNマイクの値上げ前に駆け込み購入したのは昨年のこと
一方、AKGは公式な値上げ発表は耳にしなかったのですが、今年の4月以降値上がり傾向です
そんな中、オークションの売り上げ金で気持ちが大きくなったあげく買ってしまったC214(笑)

中古でも良いと思ってはいたんですがマイクの中古というのは保管状態も気になるし
結局またサウンドハウスに貢いでしまいました

しかし、それにしても・・・

このところギターやエフェクターへのへの興味がすっかり失せてしまい、フラフラとオークションやネットショップを散策していて目に入るのはマイクやマイクプリばかりです
やはり私「録音する」という行為がよほど好きらしい
音楽に限らず、生活の中であふれかえる「音」、ほっておけばそれは流れ去るだけのものですが、録音すればそれは雨の音も風の音も雑踏の音も生活音も財産であります
また音楽をする人なら録音は、自身にとっての足跡で有り道標となりますし、録音行為そのものが良い練習となってくれます
とはいえ、すでに所有マイクは40本・・・必要????
マイクには音源やプリとの相性だってあるのジャよ、録る場所で音も変わるのよ、フィールド向きか室内向きかもあるし・・・ネ!(笑)

AKG C214


正直言えば、C214ではなくC414XL2が欲しかったのだが、こいつはそう簡単に踏み切れる値段ではない
しかし、サウンドハウスのC214の説明文には、「C414 XLIIと同等のダイアフラム1枚を装備したラージダイアフラムコンデンサーマイク」と書かれている(笑)
もちろん価格差を考えれば「音も同等」なわけ無いし、そもそもC414XL2はデュアル・ダイヤフラムなんですが、迷ってる人の背中をそっと優しく押してくれるコロシ文句であります

すでに所有しているC414XLSと比べると、指向性切替なども出来ず機能的には劣りますが、これまでの経験から言って、アコギ録音においてマルチパターンの必要性はほとんど無く、それが欠点とは思えません
サウンドハウスでの皆さんのレビューも上々、しかも「アコギに合う」なんて言葉もチラホラ、そして「2日間限り5%オフ」・・・・自制心は粉々に砕け散りました

  ■コンデンサーマイク
  ■単一指向性
  ■周波数特性:20~20,000Hz
  ■感度:20 mV/Pa
  ■Max SPL:136/156 dB
  ■Phantom Power:12-52V
  ■寸法(mm):160×55
  ■重量:280g
  ■付属品:H85ショックマウント・ホルダー
       W214ウィンドスクリーン
       メタルキャリングケース

さ~て、どんな音?


先日ご紹介したWARM AUDIO WA273のご紹介もかねて録音してみました
 ・ギター:S.yairi YD-42
 ・マイク:AKG C214(ローカット無し)
 ・マイクプリ:WARM AUDIO WA273(160Hzローカット)
 ・オーディオインターフェイス:STEINBERG UR816c
 ・アプリ:Audacity
 ・音質調整&エフェクト無し

【①上記条件そのままの音】
とてもなめらかだけど、ある程度エッジも効いて、きらびやかさも残ります
にもかかわらず薄っぺらな感じはなく一定の密度感もあるので、ある程度のEQ処理にも耐えそうです(不要ですけどw)
C214は低音が弱いといわれることもありますが、WARM AUDIO WA273で160Hzローカットしても、私には十分!
むしろアコギ録音だと低音が効き過ぎると抜けが悪くモヤモヤすることが多いので、ちょうど良いあんばいかも知れません
ややノイズが目立つのはPC録音でPCのファンが悪さをしているせいです
なのでS/Nの良否はこの音源だけでは判断つきませんが、聞こえてるノイズはマイクのセルフノイズっぽくないので、いまのところ「悪くない」と思ってます

【②OriRiverでリバーブ付加】
リバーブの乗りも十分!・・・とはいえ、これはマイク性能よりリバーブの設定がおおきいので、今は評価をスルーしますw
ただ、「なかなか美しい」とはいちおう書いておきましょう(笑)

【まとめ】
私はこのマイクでボーカル録音は考えていませんので、アコギのソロギターが唯一の対象音源となります
そう思えば、アマチュアの宅録というジャンルでこれ以上の個尾音質は必要なのだろうかと思ってしまいます
もちろんNEUMANN TLM103で感じた上質感は今も耳に残っており、「差がある」という認識に変わりはありません
しかし、その差を私は言葉で表すことが出来ません、それほど微妙なものです
それが3倍の価格差を埋めるのかどうかは、個人の嗜好によるものかもしれません

今回は、WARM AUDIO WA273というマイクプリを介した結果ですから、まだなんとも言えない部分は残りますが、3万円台で入手可能なコンデンサーマイクとしては十分な音であり、より高価なマイクを買って音の良さを実感するためには、「相応の耳」が不可欠だなと、改めて思った次第です


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