2025年9月29日月曜日

断捨離の道、20歩目

 今回も頑張ったwww


Behringer B-1 コンデンサーマイク


私の大好きなマイク!!
好きすぎて予備の予備も必要と3本持ってたのだけど、さすがにもうそんな必要はないからと自らに言い聞かせて出品(^_^;)
音がやや中高音寄りで、その分声のエッジがたちやすいところが私の好みだったが、かといって軽く薄っぺらなところもない良くできたマイクだった
また、中古価格が概ね5千円未満で、湿気に敏感なコンデンサーマイクを「出しっパ」にしてても「故障どんとこい!」って気持ちになれたのも使いやすさの一因であった
とはいえ3本ともここ3,4年は除湿剤とともに納戸暮らしが続いていたわけだが・・ようやくそのうちの1本が旅立っていった



MIDI Baby  (Gen3.1) MIDIコントローラー


ワンボタンのコントローラーと侮ることなかれ、設定次第ではあるが、
 ・1度踏み
 ・長押し(短め)
 ・長押し(長め)
の3アクションのそれぞれに16までの命令を設定できるという超多機能!
私には無縁だったが限られたスペースのエフェクトボードには似合いの一品ともいえる
とはいえ、現状ではAMPERO CONTROLとSourceAudio SOLEMANで事足りているので出品となったのだけど、いつも思うが「事足りている」と思えるまで何年もかかるところが断捨離の妨げとなっているのは間違いない



ROLAND GOMIXER PRO オーディオI/F


iosやandroidのモバイル機器に特化したオーディオI/F
目新しさからほぼ発売と同時に購入したが、動作テストと配信1回のみでほぼ使わなかった
音も機能も悪くなかったのだが、そもそも録音も配信もPCな自分にスマホやタブレットで録音や配信をする機会はほとんどないのだと買ってから気づくのが敗因だったと思う



ZOOM MS-70CDR 空間系マルチペダル


現在は ZOOM MS-70CDR+が販売中だがその前身となる初代 ZOOM MS-70CDR
豊富な空間系とともにモジュレーション系やダイナミクス系も使えるものが揃っていて、さらにそれらを組み合わせて使用できるので、これ1台でほどほどのことはできてしまう
まあ操作系に関してはそれほど使いやすいものではなかったが、それでも良いペダルだと思う
・・が、リバーブもコーラスもコンプも単体製品にはかなわないわけで、徐々にStrymonにシフトしつつあった私の興味からして出番が無くなったのは無理なきかな、である



ZOOM Q4 ビデオレコーダー


画質はともかく(笑)、音の良さは衝撃的といってよかった
ZOOM Q8の発売まで本当によくお世話になったレコーダーで、ソロギターを始めたころと時期的に重なるので、当ブログ内の動画も多くはQ4で撮ったものだ
ほぼ同時に発売となったSONY HDR-MV1も購入したが、音、画質は良かったものの液晶モニタが側面から動かないことで使いにくく、圧倒的にQ4の出番が多かった
特にトラブルもなかったが、「電池が膨らんで取り出せません事件」は今でも強烈な思い出となっている



これまでの成果


売却済み点数は、本来は前回の100点+今回の5点で105点となるはずだったが、Beringer B-1とGO:MixerPROの2点を同じ方が落札していただいたので、そのお礼にROLLIG CAPOをおまけに付けたので、それを1点として106点を売却済みとしている



2025年9月20日土曜日

ZOOM MicTrak M4

もうついでだから、ZOOM M4にも少し触れておこう
いつ頃の購入かもう記憶もあいまいだが、今年の春頃だったようにも思う

ZOOM MicTrak M4


2022年末の発売からすでに3年近く経過する32bitフロート4トラックレコーダー
ZOOMの32bitフロート製品の先駆け的存在で、正直そのころの私は32bitフロートのことなど何もわからず、ZOOM M4の発売を知っても「なんだか不細工なレコーダー」(ZOOM様sorry!)との印象しかなかった(^_^;)
その後32bitフロートのことも多少理解が進み興味も湧いてきたが、購入の決定打となったのは2025.3の驚愕の価格改定であった


■32bitフロート録音対応、ハンドヘルドマイク型4トラックレコーダー
■最大入力音圧135dB SPL、ステレオ指向角90°のXYマイク
■最高32bitフロート/192kHzサンプリング
■最大1TBのmicroSDXCカードに、モノラル~最大4トラックの同時録音
■2系統のロック機構付きXLR/TRSコンボ入力
■EIN -127dBu以下、超低ノイズフロア設計の高品位プリアンプ
■映像との正確な同期を実現する高精度なタイムコードジェネレータ
■録音中の音声をリアルタイムに波形表示するカラー液晶ディスプレイ
■軽くて頑丈なハニカム構造のマイクグリル
■ハンドリングノイズを低減する強化コーティング塗装
■Win/Mac/iOS/Androidで動作する、32bitフロート対応USBマイク
■USBマイクは、WEB会議に便利な手元で操作できるミュート機能付き
■録音レベルによらず再生時の音量をそろえる、再生音量自動調整機能
■実機単体でノーマライズ処理および24bit、16bit WAVへの書き出しに対応
■単3アルカリ電池4本で約19時間駆動
■風切り音や息の吹かれを防止するウィンドスクリーン付属
■外形寸法/70.2 mm (W) × 206.2 mm (D) × 47 mm (H) 
■質量: 325 g(電池含む)

2025.3価格改定


元々オープン価格であるため、価格改定という言い方が正しいのかどうかわからないが、ZOOM M4の実売価格は発売から現在まで以下のように推移している
 ・2022.11発売時:45000円
 ・2024.7頃~2025.3頃:24000円
 ・2025.3頃~現在:14900円
なんと、M4の実売価格は現時点で発売開始時の1/3まで下がっているのだ
ここまで安くなるとXYマイク付きの32bitフロート4トラックレコーダーとしての割安感は半端なく、私でなくとも購入意欲をくすぐられた方はきっと多いと思う

また、価格面だけではなく2022.11の発売時にはノイズの問題や外部マイクがステレオリンクできないとかの結構致命的な欠点などもあったようだが、それもファームウェアの更新等で解決されたことで、使用上の不具合もほぼなくなった

そうなると「どえらく安い高性能ハンディレコーダー」なわけで(笑)
お手軽録音したい人の選択肢に当然入ってくることになる

録音音質


まだフィールドでの録音はしたことがないのでアコースティックギターの音を録ってみた
 ・Morris SS-101(Elixir #16052)
 ・無加工の生音(外部マイクのみ録音時に80Hzでローカット)

【XYマイクのみの録音】
まあZOOMの音であるが、わたしZOOMの音は決して嫌いではない
H4nのころから好きな音なのだが、どこがどう良いとかをうまく言えるほどのボキャブラリーがないのが悲しい
あえて言語化するなら、全てありのままというよりも若干整理された音なのだが、程よい解像感で「艶(つや)」のようなものを感じる、といえばいいのだろうか・・・ある意味素人でも扱いやすい音といえるかもしれない
ただ、以下の録音でもわかるが、H6studioのXYマイクに比べるとやや指向性が甘いのか、ステレオ感は少し希薄に聴こえる


【XYマイク+外部マイクの録音】
トラック1,2に「Shinさん制作ProbeⅡマイク」を挿し、ステレオリンクで録った音をXYマイクの録音にミックスしてみた
ProbeⅡは無指向性マイクだが、ほんのりとステレオ感を付加できたように感じる
  ※もちろんXYマイクの音はそのままだから中央定位感は維持できている
ただこれは、ProbeⅡマイクが「ポン挿し」できるからのワザで、一般のマイクだとケーブルやスタンドのセッティング等々、めんどくさがりの私には到底無理な話ではあるのだが・・


「音量表示拡大率」の謎


マニュアルのP.48に「音量表示を確認しやすい大きさに調節する」との記載がある
これは「波形表示の振幅を拡大して見やすくする」もので、同時に「表示波形の大きさに応じて録音される音量も変化する」という機能である
いやしかし、これは実質的な「ゲイン調節」ではないか・・・
だとすれば「波形表示の拡大」などといわず、「ゲイン調節も可能」と書いてくれた方がよほどわかりやすいのだが、私の理解不足なのだろうか
このころのZOOMは「ゲイン調節不要!」ということに結構こだわってたから、どうしても書きたくなかったのか??本当のところは謎だが不可解である
 ※同じマニュアルでも「クイックツアー」のほうだと「録音音量も変化する」ことすら
  書かれておらず、単に表示の変更機能と錯覚させられる


ありがたや~~「リモコン」


ZOOM M4にはREMOTE端子があり、リモコンを接続することが可能だ
M4専用リモコンというのは存在しないようだが、過去のZOOM製レコーダー用のリモコンが使用できるのがありがたい
うちにもZOOM H4n用の「ZOOM RC4」があったので使ってみたが問題なく使用できる
もちろんリモコンの全ボタンが機能するわけではないが、少なくとも「録音開始」「停止」の2つが使えるだけでものすごく便利、本当に「ありがたや~~~!」である
H6studioもこうしていただければよかったのだけど・・ね、ZOOMさん



まとめ


お手軽に32bitフロートの高音質録音を楽しむ目的であれば、これほどコスパの良いレコーダーはないと思う
また、私の場合は宅録&フィールドが主用途で基本的に単体使用あるが、ビデオレコーダーの外部マイクとして使う場合は、325g(電池込)という軽量とタイムコード機能で、相当有力な選択肢となりそうである
そして極めつけは14900円という価格・・・しかも、ポイントなど考慮すると12000円前後で買える可能性もあることを考えるともはや驚愕である
これで、「ステレオイメージ幅の変更」的な機能がファームウェアの更新で提供されれば、用途によっては無敵なのだけど・・・望み薄ではあるがw

ただ、最近そこそこ大手のネットショップでも2万円以上の価格を付けているのをちらほらと見かけるようになってきた
値上げの予兆か販売終了の前触れかは不明だが必要なら早めの購入が吉かもしれない
 ※私はZOOMの社員、関係者ではないが(笑)


2025年9月16日火曜日

ZOOM H6 studio

 2016.3にZOOM H6を購入してからすでに9年半が経過し、この間「がっつり」とまでは言えないものの、主にフィールドレコーディングで活躍してくれたものである
しかし、4,5年経過したころだろうか、塗装が加水分解でベタベタになり、そのままでは使いづらいので何年もかけてコツコツとベタベタ塗装をふき取ったはよいが、塗装の質感は失われ、プラスチック丸出しのテカテカに変貌した
もちろん性能や使い勝手に何の支障もないのだけど、そんな折も折2025.8「ZOOM H6 studio」が発売され(てしまっ)た

そして、初代ZOOM H6は、ベタベタになり、テカテカにされたうえ、H6studioのいけにえとなってしまったのだが、数々の思い出と録音データを残してくれた・・ありがとう!初代!!

ZOOM H6 studio


初代H6から多くの改良がなされているが、私にとって主な変更点といえるのは「32bit float化」「XYマイクの大口径化」である


スタジオクラスの高音質録音を約束する、プロフェッショナル仕様のハンディレコーダー
6チャンネル入力、最大8トラック(6トラック+Stereo Mix)同時録音
EIN-127dBuの超低ノイズプリアンプを搭載する、4つのXLR/TRSフォーン入力
19.4mm大口径ダイヤフラム採用のショックマウント機構付きXYステレオマイク
入力レベルのマニュアル調整が可能なGAINノブ
専用スイッチで切り替えられる2つの録音モード(32bit Floatと16/24bit Fixed)
最高192kHzサンプリングレートの高音質録音
ラべリアマイクも使用できる、ステレオミニのマイク/ライン入力(プラグインパワー対応)
カメラに直接音声を送るラインアウトと、ボリュームコントロール付きヘッドフォン端子
ピークを先読みしてオーバーロードを未然に防ぐAdvancedリミッター
HOME画面の表示を「レベルメーター/波形/メーター+波形」から選べるDISPキー搭載
2.0インチフルカラー液晶ディスプレイ
ライブ配信しながら録音できる、6イン/2アウトのUSBオーディオインターフェース機能
振動や空調音などの低周波ノイズを抑えるローカットフィルタ
実機単体でノーマライズ処理および24bit、16bit WAVへの書き出しに対応
録音結果をその場でプレビュー再生できる、最大250mW出力の内蔵スピーカー
設定メニューを音声で読み上げるアクセシビリティ機能(日本語を含む7言語の音声を配信)
電源遮断時のデータ消失を最小限に留める、30秒ごとの録音データ自動保存システム
記録メディアにmicroSDHC/microSDXCカードを採用(最大2TB対応/別売)
単3アルカリ 電池4本で約15時間駆動、ACアダプタまたはUSBモバイルバッテリーでも駆動

・・・なのだが(笑)
H6との比較ではなくZOOMが近年推し進める32bitフロート化の流れ(ZOOMだけの話ではないが・・)の中では実に大きな変革がある
それが「GAINノブの追加」である

32bitフロートでは基本的に過大入力による音割れが生じないことから、特にGAIN調整の必要はないというのがこれまでのZOOMのスタンスであった
それはそれで理解できるが、いかに静音プリ搭載とはいえ環境ノイズから逃れられない一般人の立場からすれば、過小レベルの録音をノーマライズすればノイズも持ち上がってS/Nが悪くなるわけで、録音対象に合わせてある程度のゲイン設定ができないと気持ち悪くてしょうがない
きっとそんな多くの声に応えた・・のかどうかは定かではないがw、ようやくのゲイン調整つまみ搭載である

初代ZOOM H6とZOOM H6 studio


【外観や質感など】
一見「一回り大きくなった??」と見える


しかし、これはマイクカプセルの大型化によるもので本体の大きさは大差ない


入力ボタン(トラックキーLR1234)がゲインつまみの近くに移動したこと、および配置が左側に1,3、右側に2,4となったことで体感的に分かりやすくなり、また内部設定によるステレオリンクも、以下のとおり変更となったのは本当にありがたい!
 ・ZOOM H6:1&3及び2&4(縦のペアがリンク)
 ・ZOOM H6 studio:1&2及び3&4(横のペアがリンク)
あと、ZOOM H6 studioではPADスイッチが省略されたが、32bitフロートなので「そりゃそうか」と納得している

質感は、いっそすがすがしいまでのプラスチック筐体化!
まあしかし、品の良いマット仕上げのおかげでそこまでのチープさは感じなのが救いだ
意外なことに、外見上は唯一の金属部品「XLR端子のロック解除ボタン)がチープさ回避に一役買っているような気がする
プラスチック化も悪いことばかりではない、おかげで30gの軽量化となったのは、実用上けっこうな恩恵といえる
 ・ZOOM H6:410g(XYH-6マイク装着時、電池除く)
 ・ZOOM H6 studio:380g(XYH-5sマイク装着時、電池除く)

【音質の違いなど】
どちらも「ZOOMの音」に違いないww
ZOOM H6の時点でH4nまでの機種に比べて格段の音質向上が図られ、臨場感というかリアルさが一気にグレードアップしたのだったが、H6studioでさらに進化したのかは、聴き比べてもよくわからない
以下比較音源である
 ・どちらも80Hzでローカット
 ・どちらもマイクは90度
 ・H6は44.1KHz、16bit H6studioは48KHz、32bit
 ・音量をそろえるためどちらも録音後に正規化処理
ほんの気持ち程度、低域の豊かさがH6studioにはあるような気がするのはマイクの大型化の影響かもしれないが、H6の締まった感じもそれはそれで好感が持てる



【ゲイン調整について】
これは初代H6と比較してもあまり意味がないかもしれないが、ゲイン調整つまみの数値を同じにして録るとH6studioのほうが音量がかなり大きくなる
例えば、H6studioのゲイン調整つまみを7にした場合ではH6の値は8.5程度にしないと同じ音量での録音とはならない

これはマイクプリアンプ部の性能差と考えられる
説明書によれば、H6の入力ゲインが–∞〜46.5dBであるのに対して、H6studioでは–∞〜60.0dBとなっている
一方でマイク感度は、H6(XYH-6)もH6studio(XYH-5s)もともに–41dB/1Pa 1kHzであるから、入力ゲイン幅の大きなH6studioの録音音量が大きくなるのもうなずける

結局のところ、これも32bitフロート化によって絶対歪まない!過大入力バッチこい!・・だからこそなのかもしれないが、このような利得幅の大幅アップは、H6studioのセルフノイズが極めて小さいこともあって、恩恵でしかないように思う
これからの季節、虫の声でも拾ってきたくなる(笑)

これはちょっと・・


【タッチノイズが大きい(らしい)】
自分の録音スタイルではあまり関係ない話だが、カメラや三脚に付けて使うときには結構気になるようだ
本体を持つ時ばかりでなく、カメラや三脚の操作でも結構「ガサゴソ」いうようなので、どうしても気になる場合はショックマウントを要するらしい
ネットでは、大幅に軽減されるといわれているが、本体のボタン操作が相当に押しづらくなるだろうし、背が高くグラグラして取り回しの悪化が懸念されるところではある

【リモコン端子がない】
いくら探しても「無い!!!」これは残念でならない
リモート操作が全くできないわけではないが、そのためにはZOOM BTA-1というBluetooth接続アダプタを購入し、ZOOM Handy Control & Syncをインストールする必要がある
しかし、現状ではZOOM Handy Control & SyncはiOS/iPadOSでしか使えず、androidやPCでの制御はできない
H6studioの停止や再生ボタンはH6のような「カチッ!」という手ごたえがなく、「グニュ」って感触で、押せたかどうか不安になることがあるので、出来ればリモコンが欲しかった
  ※録音ボタンはH6もH6studioも「グニュ」である

【電源スイッチの出っ張りがほとんどない】
なので、指の腹では操作しづらく、爪の先を引っ掛けてスライドさせないといけない
H6ではそんなことなかったのだが・・あと0.5mmでいいからでっぱりが欲しかった

【画面保護シールに文字・・いやがらせ?】
もうはがして捨ててしまったので写真は無いが、H6studioの保護シールに「はがしてね!」って英語が印刷してあった
画面見るのに邪魔なので泣く泣くはがしたが、出来れば張ったままにしておきたかった・・・残念である(^_^;)

まとめ


【H6から買い替えの必要はあったか】
32bitフロートに魅力を感じないのなら、必要性はあまり高くない気がする
しかし、32bitフロート化によって「ひずまない」ことから「ゲインの増幅量をH6より大きくできた」意味は結構大きい
プラスチック化し、ボタンは「グニュ」ってなり、リモコンが無くなり、電源スイッチが操作しづらくなった等々、突っ込みどころは多いが、自分にとっては意味があったと思う(思いたいww)

【なぜH6studioだったのか】
H5studioという選択もあったが、私には本体の両サイドにXLRマイク端子があるというのが重要だった
なぜかは、下の写真でわかると思うが、両サイドに高性能コンデンサーマイクをさすのが私のフィールドスタイル
録音後にXYマイクと適量ミックスすると、少しフィールド感が増す(気がするw)のだ
実はH6studioでステレオリンクが左右一対のマイクが対象になったのをことさら喜んだ理由でもある


銀色の触角のようなマイクはSHINさん制作の「PROBEⅡ」
ご興味がある方は、こちらをどうぞ!

また、H6essentialもH6studio同様両サイドにマイク端子があり、写真のような使い方が可能なのだが、「ゲインつまみがない」ため、ワタシ的には気持ちよく使えないと感じた

【価格について】
このところZOOMの価格統制圧力?が強力なのかw、ほとんどのネットショップで49900円の定価販売となっている
しかし、タイムセール的なポイント付与率アップや割引クーポンなど、うまくタイミングをつかめれば、41000円前後(ポイント還元込)で入手可能な場合がある
もしも急ぎの事情がないのなら、そんなタイミングをうかがってみるのも良いかもしれない
まあ、ZOOM M4のようにある日突然価格改定(2025.3)されてど~んと値下がりすることも無いとは言えないが、あるかないかわからないものを待つというのはちょっと現実的ではない

ただ、何の根拠もない話だが、私の感覚としては49900円はちと高すぎる気がしている
なので、期待薄なドッカン値下げがあったとしても驚かないのだが、studioシリーズ、essentialシリーズ、MicTrackシリーズとZOOMが似たようなシリーズの商品を多数展開していることを考えるとH6studioだけが価格改定になる可能性はやはり低いかもしれない


2025年9月14日日曜日

断捨離の道、19歩目

 オークションの出品で何が大変かといえば、まあモノにもよるのだけど「梱包」が「しんどいランク」の上位に入る
元箱がなく、大きく、重いとなれば、それはもう大変な思いをするわけだが、それでも何度もやってれば多少は慣れてくるもので、梱包職人として確かな成長を遂げているワタシw

PAスピーカー JBL CONTROL 10


その昔、初めて老人ホームで慰問ライブをした際に使ったPAスピーカー


ソロでの慰問ライブ・・・1台で16kgが2台、もちろんそのほかにもミキサーやギターなどの機材もあるわけで、音は申し分ないとしても一人での搬入&撤収はまさに地獄であった
当然このスピーカーの出番はそれっきりで、以降は軽量な小型スピーカーにとってかわられ、納戸の肥やしとして余生を送っていたが、なにせJBLというのは学生時代からあこがれたスピーカーブランドだけに処分には踏み切れずにいたのだった

しかし、いずれは処分しないといけないのは確かだし、どう考えても今後の出番はない
意を決して梱包を始めたが、やり始めるといくつか梱包のアイデアも湧いてきて、コンパクトながら強度的にも大丈夫そうな渾身の梱包が完成した(笑)
梱包技能士ってのがあるならば、2級程度は合格するのではないだろうか


実はオークションの出品に際し、出音テストとして動画を撮って入札の際の参考にしてもらったのだが、ここでも紹介しておこう
押尾さんアレンジの「First Love」を弾いた音源を再生したもので、2017年の録音となる
もちろん今はもう弾けない曲だが、こうして録音を残しておくといろんなものが蘇る
といっても、つらく悲しい記憶がほとんどではあるが、下手くそでも録り終えた時にほんのり幸せだったのを思い出す


ハンディレコーダー ZOOM H6


雨音、雑踏、波音、鳥の声等々、フィールドレコーディングで活躍してくれたレコーダーだが、後継機のH6studioの購入に伴い放出を決めた
このH6はとても良いレコーダーだったのだが、初期バージョンは塗装の加水分解でベタベタになるという致命的な欠点があった
後期バージョンでは、よほど苦情が多かったのか塗装が変更となったが、私は「数年かけて」このベタベタを根気よく拭き取ったのだったよ・・・遠い目(^_^;)
思えば、録音性能とか関係ないところで憂き目を見たかわいそうな子である


オープンラック(30U)


長年お世話になったオープンラックもようやく次の活躍の場を得た
なんということでしょう!!嫁ぎ先はとある高校の軽音部!!!
ジジイの元を旅立った先で若者に囲まれて過ごす余生!何たる強運のラック君であることか・・というかうらやましいぜこの野郎ww


さておき、このラックという機材、「隙間を埋めたくなる症候群」に感染する可能性が高いのでとても危険である
要不要をあまり考えずに隙間が埋まるまで機材購入に走るというのが主な症状で、自分もその例に洩れなかったのは言うまでもない
それでも、購入したラック機材のほとんどを処分完了したのを契機に出品となったが、これもそこそこ上手に梱包できたと思う


あと、今となっては誰の役にも立たないのだが、組立図も私が作成した
もう日の目を見ることもないだろうかわいそうな組立図・・せめてここに残しておくとしよう(笑)

これまでの成果


ようやく売却点数が100に達した!!!!!\(^o^)/




2025年9月9日火曜日

Elixerパッケージ変更 2025

前回のパッケージ変更から8年ちょいでしょうか
今回の変更も正確な時期はつかめてないのですが、今年の6,7,8月あたりではないかと思われます
横行する偽Elixer対策という見方もできなくはないですが、パッケージなど容易に複製できそうなので、偽物対策効果はそれほど高くはないかもしれませんね

パッケージ外面
80/20ブロンズライトの新旧パッケージです
実は2025.9現在、ネットショップの商品ページで新パッケージの写真が使われていたとしても、確実に新パッケージが送られてくるわけではありません
当然、在庫分から先に販売するでしょうから、それは納得できなくもないのですが、なかなか「当たり」をひけない可能性が少なからずあります

かくいう私も、新パッケージを掲げた2つのネットショップで、フォスファーライト3セット、ブロンズライト2セットを購入しましたが、新パッケージはブロンズライトのみでした
なので、はなはだ不本意(うそうそw)ですが「80/20ブロンズライト#11052」のみの新旧比較をしてみます

左が新パッケージ、右が旧パッケージ(2022.12購入分)となります


↑ 表面】

【↑ 裏面】

【↑ 右側面】

【↑ 左側面】

【↑ 上端面】

【↑ 下端面】

弦ごとの小袋パッケージ
これも、左が新パッケージ、右が旧パッケージ(2022.12購入分)となります
余談ですが、今出回っている偽物エリクサーの場合、多くはこの小袋の印刷で判別できるので一応書いておくと「偽物は黒色の印刷がやや薄い」ということになります
 ※その他の偽物ポイント①:小袋中で輪っか状で収められている弦の輪の直径が小さい
 ※その他の偽物ポイント②:弦が短い

さて、小袋に関しても新旧でいくつかの変更があるようですね


【↑ 表面】

【↑ 裏面】

まとめ
「弦自体には変更がない」とのことですから、パッケージが新旧どちらであれかまわないようなものですが(笑)
実は私にとっての新パッケージにはちょっと困ったことがあります
それは「新パッケージの側面や上下面には弦の種類情報が印刷されていない」ということ
私は、写真のように弦を立てて保管しているため、ぱっと見ではフォスファーかブロンズか、ライトかカスタムライトかが判別できません
旧パッケージなら一目瞭然だったのですが・・・まあ付箋でも張って管理するしか無さそうですね(^_^;)


残りの人生で使い切るのはもう不可能とわかってるのに
新パッケージを買う必要はあったのか?
なんて心無い声は聞こえない聞こえない・・

2025年9月3日水曜日

Jstaff S1 The Rolling Capo

断捨離頑張ってるんだからさ、
こんな面白そうなもの売らないでほしいのだけど・・


ギター用のカポダストである
ネックにつけたままフレット間を移動できるカポである
しかしてその正体は・・・変形ロボだったりする


超豪華(に見える)ケース
ケースは109mm×109mm×42mm、厚さ2mmのプラスチック製、そしてカポ本体は銀色に輝く台紙に埋め込まれている、かなり大きく無駄に豪華??
大きめのケース、で思い浮かぶのはTHALIA CAPOだが、それでもTHALIA CAPOのほうが一回りも小さいし、換えのフレットパッドやポーチなどを収納するという「ケースの大きさ」の意味があった
しかしながら、Jstaff S1カポのケースはそうではない
「きっと何かオマケが入ってるに違いない!」と思いきや、実は単なる上げ底、期待に反してカポ以外に入っているのは圧力調整用の小さな六角レンチのみであった
それならケースサイズは半分以下でもよいし、プラケース以外のパッケージングもあったろう
コンパクトにすればもう少し安くなったのでは??あるいはポーチか携帯用ケースが付けられたのでは??とついつい考えてしまう



ローリングの仕組み
本題に移ろうw
このJstaff S1 The Rolling Capoはネック装着のままフレット間を移動できるというのが最大のウリだが、それを可能にするのは指板面とネック裏のローラーである


ネック裏のローラーはスライド時の安定性のためか2本ある


ローラー構造というアプローチはGLIDER THE ROLLING CAPOと同じといえる
しかし、ルックスはJstaff S1 The Rolling Capoの圧勝(私感です)、そして決定的に異なるのが「着脱のしやすさ」なのだが、その辺りは次項で触れてみたい


着脱方法
冒頭、「変形ロボ」と書いた所以でもある

Jstaff S1 The Rolling Capoは基本的に「グリップ式カポダスト」なのだけど、これまでの写真を見て「どこをどうグリップすんのよ?」と思われたのではないだろうか
ご安心あれ!このカポはグリップ可能なように変形するのだよ


指板上のグリップレバーとネック下のトリガーレバーを回転させると、なんということでしょう(笑)、もう普通のグリップ式カポダストに見えるではないか
着脱時にこれをしないといけないのは確かにひと手間ではあるけど、それでも両手を使わないと着脱できないGLIDER THE ROLLING CAPOに比べれば使いやすさは言うまでもない
それに、この「ひと手間」なんだかカッコエエではないかw、むしろ人前だと必要もないのにカチャカチャと脱着を繰り返してしまいそうでさえある

【さてここで一つ注意】
Jstaff S1 The Rolling Capoは最大開口幅が構造的に固定値であり、あまり太いネックには装着できない
調弦後の弦の上端からネックの下端まで26mm以上のギターには使えないか、かなり使いづらくなる可能性が高いと思われる
指板幅についてはローラーが約58mmあるので一般的なアコギやエレキでは心配ないが、クラッシックギターはフラット指板なので、装着できたとしても3,4弦あたりがビビる可能性が高い


締め付け圧の調整
ネックの厚さが薄い時は締め付け圧を強く、厚い場合は弱くできるように調整機構が備わっている
調整は六角ヘッドのイモネジを締めこむことで強くできるが、最も弱く設定しても結構な強さなので、ビビらない限りは最弱で良いと思われるし、「変形ロボ機構」のレバー部がなんとなくひ弱そうに見えるので、破損回避という意味でも可能な限り軽めに調整するのがなんとなく無難そうな気がしている
調整のための六角レンチが付属するが、1.5mmの六角レンチなので仮に紛失しても容易に入手できる(Amazonだと送料込みで数十円で調達可能)


手持ちの六角レンチを使用(付属の六角レンチはシルバー)

調整度合いを目で確認することもできる
・・・のだけど、視認性は極めて悪い(個体差かもしれないが)し、弱めの設定時は目印となるゲージすら出てこないので、そうそうお世話になることはなさそうだ
下の写真で黒の穴の中にちらっと銀色に光るのがゲージである


そろそろ「使い勝手」の話を・・
【スライドの難易や安定度について】
スライドは容易かつ基本的にはとても安定している
安定、というのはスライドしたときに横ずれを起こしたり、斜めになったりしにくいという意味だが、もちろん「やり方」と「慣れ」が関係する
これは私の意見であるが
 ・フレットアップ時(音程を上げる)は「親指をネック下部分に引っ掛けて引き寄せる」
 ・フレットダウン時(音程を下げる)は「親指と人差し指で弦押さえ部の両端を押す」
というのが基本になりそうに思うが、その理由は以下のとおりだ

①フレットアップ
演奏中にカポ移動を要するのはほぼ弾き語りに限られ、かつその多くは曲中の半音上げのシーン(1フレットアップ)と想定される
この場合、私は可能ならコードの音を維持しつつフレット移動したいと、例えばCのコードを抑えながらフレット移動したいと思うので、移動のための指は「親指しか残っていない」ために「親指でネック下部分を押す」ことになる
ただ、ネック下部分のどこでもよいわけではなく、下の写真、赤いレバーの左側(黒い金属部分)に小さな突起があり、これを親指で感じながら操作することで、移動中に斜めになるのを防ぐことができる


②フレットダウン
逆にフレットダウンは演奏中ではなく、次の曲に備えてカポを移動したりするシーンが多いと思うので、最も動かしやすい「親指と人差し指で弦押さえ部の両端を押す」(または引く)という動作が合理的な気がする

【カポを使わないときの処置について】
①ナットの上に挟む
これは、いくつかのギターで試したが困難とわかった
ネックの太さとこのカポの開口限界から物理的にはさめないという場合もあるし、はさめてもローラーのせいでナット上で安定しない場合もある

②ナットとペグの間に挟む
多くの場合可能だが、当然弦のテンションに影響するので気持ち的になんだかいやだw

③ヘッドに挟む
可能だが、ヘッド裏には下部ローラーの角、しかも片方の支点側が当たるため、
 ・簡単には傷つかないとは思うがヘッド裏の損傷
 ・ローラーの支点損傷   が心配される・・なんだかいやだww


結論を言えば・・・
「ギターのどこかにつける」のはあきらめてどこか手近な場所に置いとく
ことをお勧めしたい
もしくは・・・半音下げチューニングをしておいて常に1カポをホームポジションにするくらいだろうか

【音の良し悪しについて】
装着時のもっさり感もほとんど感じず、私としては良い音、使える音と感じるが、そもそもこのカポの存在意義「フレット移動」が程よく便利に実現できていることを思えば、もう「音なんてビビらなければOKよ」と思えてくる
なので、「OKよ」と書いておきたいww

その他の良いとこ悪いとこ
【〇 感心するほど作りが良い】
全体的なデザインや配色、可動部分のカッチリ感、表面仕上げの質感、諸々含めて正直素晴らしいと思う

【△ 耐久性は??】
耐久性を語るほどまだ使えていないが、
 ・赤のレバー部分の耐久性(グリップレバーもトリガーレバーも)
 ・ローラーの耐久性、耐摩耗性(上下ともだが特に上の弦押さえローラー)
にはやや心配が残る

【△ ちょっと高い】
現時点で、Amazonでは7980円か6980円(なぜか販売店により異なる)、Aliexpressでは最安5600円(送料含む)ほどで販売されている
機能性や作りの良さを思うとぼったくりとまでは言えないが、5000円程度なら良かったなあと個人的には思っている

【〇 カポつけたままチューニング】
カポを付けると大なり小なり音程がシャープするので、再チューニングを要する
このとき一般的なカポだと「なんかカポのゴムが削れそう」とか「指板大丈夫?」とか(※)の気持ち的ハードル(私だけ??)があるが、S1 The Rolling Capoの場合はそのハードルが相当下がる
 ※ 気がするだけでそんなことは起こらないと思うのだが(笑)

使ってみた
まだまだ慣れが必要ですが、基本的な使い方くらいならお伝えできるかと(笑)


上手く表示されないときは、ページの再読み込みをして下さい


いろいろ書いたけど・・
結局のところ、自分にはすでに音も機能も大きな意味は無いのかもしれない
このメカメカしさが、はるか昔に置き忘れた厨二心をくすぐる
このコチョコチョ、なんとも心地よいw