2025年7月20日日曜日

Strymon Cloudburst

 Strymon Cloudburst・・早いもので発売から2年半
なので、もう目新しさはそれほどでもありませんが、ずっと気になっていたリバーブです
しかし、なぜ今?、断捨離どうなった?と自問しないわけでもない(笑)
「生涯最後のリバーブなのだ!!」
といえば信じていただけるだろうか・・・無理か・・・ww


Strymonリバーブの魅力
「澄み渡る青空のような」と評されるStrymonのリバーブ
すっきりとして透明感のある音が最大の魅力といえますが、加えて初代Blueskyが元祖といわれるShimmerリバーブのように単純な残響音以外の幻想的で広がりのある効果を使えることも大きな魅力です
Shimmerリバーブについては、近年多くのメーカーが採用していてStrymonでなければだめということではありませんが、さすがに一日の長といいますか、その質感や品位は他メーカーに比べて数歩リードしていると感じるのは私のひいき目とういものでしょうか

あと二つ、私がリバーブで重視するものに「消え際の自然さ」「原音の存在感」というのがありますが、どちらにおいても私は十分満足しています

ただ、「すっきりしすぎてつまらない」との意見にもちょっぴり賛同してしまいます(笑)
もちろん、そう感じることもあるって程度ですけど
とはいえ例えばLexicon LXP-1のようなねっとりと絡みつくような、そしてどこか揺らぎを感じるリバーブはStrymonとは違う意味で唯一無二、たまに使いたくなる
そんな時少しだけ思ってしまう「Strymonいい子なんだけどねぇ」・・・
なので、物足りないって感じたときはディレイを併用している


私のStrymon愛www

Strymon cloudburst
基本的なリバーブアルゴリズムは一つだけで、これに
 ・モジュレーションエフェクト
 ・アンサンブルエフェクト
の2つが付加されると考えれば少しわかりやすくなるかもしれない
「基本的なリバーブアルゴリズムって何?」といわれると少々答えにくいが、私にはやや広めのROOMリバーブのように聞こえます
ただ、DECAYが最長50秒まで設定(cloudburstの場合)できるので、ROOMというイメージ以上に深い残響が得られるのはStrymonに共通した特徴でもあります

モジュレーションは、コーラス+ショートビブラートを付加します
アンサンブルは、Cloudburstの最も特徴的なエフェクトで、入力信号に広大な弦楽アンサンブルのような効果音を付加します
Shimmerよりもさらにストリングス感があるとともに、入力ピッチに対する固定的な音程生成ではないため、ピッキングやPUの特性に応じた臨機応変な倍音生成を可能にしています

とりあえずStrymonの公式動画で音を確認してみてください



私の使用感
アンサンブルもモジュレーションも言ってしまえば「飛び道具」であるのは間違いありません
しかし、私の感覚ですが「楽しい飛び道具」に初めて出会えたと感じています
さすがに、常用したり、1曲を通して使うというのは無理があるかもしれませんが、ここぞという盛り上げには使えそうです

そして、アコギのソロギターでは「比較的音数の少ないスローな曲」であればかなり相性が良く使いやすいと思います

まあ、そもそもですが、人前での演奏が皆無な私にとってのリバーブというのは、聴いてくれる人へのアピールではなく、自分が気持ちよくなるためのアイテムであります(笑)
しかし、そんな私にとっても従来の飛び道具は、最初は良くてもすぐに飽きるだけのもので、Shimmerでさえそうでしたけど、Cloudburstのアンサンブルの気持ちよさはちょっと癖になりそうです

アンサンブルやモジュレーションを使わない単純なリバーブもBlueskyのROOMと遜色ないので、常用リバーブとしてBlueskyと差し替えても良いかもしれませんが、大事をとってしばらくはBlueskyと併用ということになりそうです

ちょっと得したお話
ここ1年くらい、価格変動やポイントの多寡を観察しつつ、購入タイミングを見計らっておりましたw
慎重になりすぎて最安!ってのを逃してしまったこともありましたが、現時点ではポイント込みで3.6万円台が「踏み切り時」って結論となり、先日イシバシ楽器 WEBSHOP(Yahooショッピング)で購入に至ったわけです
しかし届いてみるとCloudburst以外にもう一つ箱が・・・いや、これStrymonのミニswitchではありませんか


別途購入すれば1万円はするミニswitch、たとえ間違いでももう返さんぞ!とか思いつつ、購入サイトを再確認してみると、


なんと小さく括弧書きで(MINi Switchプレゼント!)って書いてある
全然気づかなかったのはうかつでしたが、これで返却の必要なし(笑)
いつまでこの(MINi Switchプレゼント!)が続くのかは定かではないですが、タイミング次第ではポイントや割引チケット込みで3.6万円台(※)で購入可能という、これはもう激安!といってよいのではないでしょうか
 ※「全額Paypay(クレジット)で」という点に注意

音以外の使い勝手など
ノブやスイッチの数も少なく、わかりやすい操作性です
ただし、音の変化を楽しんでるうちは良いのですが、そのうち「何か足りないなあ」と気づきます
・・それは、そう「メモリーないやんけ!」ってこと
Strymonでいうところのfavoriteスイッチがありません、ということはせっかく作りこんだリバーブのメモリーができないということでしょうか・?

実はCloudburstの取説には、Cloudburstの隠し機能的なものが山ほど記載されており、その中でMIDIを使用したメモリの方法なども書かれています
上記のミニswitchもそういった隠し機能の中でfavoriteボタンとしての活用が可能になるわけです
Cloudburstには300ものメモリが可能で、それらすべてを活用するにはもう少し多機能なMIDIコントローラーが必要になったりするのですが・・・そのあたりのお話はまた次回ということにさせてください


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