2021年3月14日日曜日

所有カポダスト17種 一挙紹介!

ネタも無いので、カポのお話でもしようかと・・・(笑)
ただ、古いカポだと10年近く前に購入していて、
現在は同じ型番でも仕様変更されているものがあるかも知れません
以下の記載はあくまで私が買ったものの感想であり、
同一型番であっても現行商品のものではない可能性があることはご了解下さい

①シャブカポ アコギ用


生涯ではじめて買ったカポダストです
使いやすく音もクリアなんですが、ギターを換えるたびにねじで調整が必要というのが
めんどくさくて、最近はほとんど出番がなくなっています

■重量:53g ■押さえゴムの幅49.3mm 

②シャブカポ クラギ用
アコギ用シャブカポが気に入ったのでクラギ用も購入
クラギの所有本数は少なかったので、調整もあまり必要なく重宝していたが
肝心の「指板真っ平らクラギ」がとうとう所有機材から消えてしまったため、出番も消失w

■重量:55g ■押さえゴムの幅56.5mm 

③シャブカポ クラギ用(改)
GODIN MULTIAC NYLONの指板がクラギに近いけど微妙にRが付いているため
普通のクラギ用では1弦、6弦が浮き気味になる・・・
これへの対応のため、押さえゴムにR加工したゴムを貼り付けた改造品
見た目はともかく、機能的には十分で、今でも重宝しています

■重量:57g ■押さえゴムの幅57.7mm 

④NSカポPRO アコギ用

黒とシルバーの二つを持ってます
23gは所有カポ中最軽量なので、ひとつはお出かけセットに入れています
ネジ式の最大の特徴「左手だけで付け外しが可能」というのは思った以上に便利で
一時期はこればかり使ってましたが、なんとなく「クリアさがもう一つ」って気がしてきて
最近はあまり使ってません

■重量:23g ■押さえゴムの幅61.5mm 

⑤NSカポPRO クラギ用

アコギ用NSカポを気に入っていたころに購入
しかし、シャブカポクラギ用と同じ理由、「指板真っ平らなギターが無くなった」ことで
今は単なるコレクションとなってしまいました


■重量:24g ■押さえゴムの幅63.5mm

⑥ユニバーサルカポ

なんと、押さえゴム部を回転させることで4種類の異なる指板Rに対応でき
かつ、レバーのセット位置でネックの厚みにも3種類程度対応可能というアイデアカポです
機能はともかく、「なんか音がクリアだ」と感じたため一時よく使いました
ただ、若干付け外しが面倒なので、最近では出番が減りました
クリアさの要因は「押さえゴムの固さ」にあるようにも思いますが、詳しいことは不明です
 ※ゴムと言うよりはプラスチックに近い


■重量:39g ■押さえゴムの幅57.3mm

⑦ビクターカポ


岸部眞明さんファンなら一度は欲しいと思ったはず(笑)
岸部さんと同じブロンズ風の色が欲しかったんだけど
それはどうしても入手出来ず、金ピカしかありませんでした
岸部さんの曲の時は使う、という妙な使用基準が自分の中に出来上がっているのは
少し滑稽でもありますが、音抜けの良いカポだと思います
ただ、これはもうイメージの問題ですがネックに当たる部分の角度がキツく
「ネック大丈夫かなあ」といつも思うので、そう頻繁には使いません
ただ、ネジ式ならではの使い勝手の良さはこのカポでも健在です

■重量:51g ■押さえゴムの幅53.3mm

⑧カイザーカポ


実家においてあるので写真は撮れませんでしたが。。。。
ネジ式同様、片手で付け外しが可能な、使い勝手の良いカポです
ただ、バネがかなりキツく左手の握力は必須です(笑)

⑨ペイジカポ PC-6


「音は良いよね~」と常々思うU字形カポの一つです
締め付けのリリースボタンが付いてるという変わり種ですが
正直リリースボタンが特別便利と感じたこともなく、それよりも
弦おさえ部の開閉が指板直角方向ではなく、指板平行方向というのが使いにくく
出番はほとんどありません(^0^;)

■重量:35g ■押さえゴムの幅51.0mm

⑩ペイジカポ P-6E


手持ちの中では、最もクリアな音がするU字形カポです
片手での付け外しには多少慣れが必要ですが不可能ではありません
安くて、音良し、扱いやすいという私の中では「良いカポ」という評価でしたが
最近、生産ラインが変更になったのか、昔のP-6Eとは明らかに「何か違う」ように感じます
昨年予備に一つ購入しましたが、弦おさえ部が「への字」で
上手く弦をおさえられませんでした・・・・結果、返品!
今のP-6Eは少し危険かも知れませんw

■重量:34g ■押さえゴムの幅51.6mm

⑪Glider the rolling capo


弾き語りではよくある、「サビで半音上がる」という状況
これをコードでやるとなると半音上がってからのコードがやたらとめんどくさいです
このときカポを1フレットあげてやれば、通常のコードで弾けるわけで
そのためのカポなのですが・・・・
・バネがかなりキツいので付け外しにかなりの力が必要
・ネック下のゴム部を左手親指で転がすように移動するのにけっこうな練習が必要
・曲の最初がカポ無しだと、ナット上にカポを置いとかないといけない
まあ、こんな諸々があって、めんどくさがりの私はほとんど使わないってことに(笑)

■重量:56g ■押さえゴムの幅59.3mm

⑫Yamaha CP-100


フォーク世代の諸氏にはある意味「定番」とも言えそうなカポですね
ただ、私は買ったものの見た目のごっつさが、なんとなく音もスッキリしていないかも
という印象につながって・・・ほとんど使ってませんw(あくまでイメージです)
購入時に替えゴムが一つ付いているというのは親切だと思います

■重量:59g ■押さえゴムの幅53.0mm

⑬Yamaha CP-200


見た目はほとんど同じですが
CP-100がダイキャスト製なのに対してCP-200はブラス(真鍮)製です
そのため重量は超弩級の71g!!!!
買ったものの、まだ一度も使ったことがありません(笑)

■重量:71g ■押さえゴムの幅53.6mm

⑭PlanetWaves by D'Addario PW-CP-10 NSArtist Capo


現在最もよく使ってるカポです
黒2個、ブラウン1個を持っていて、お出かけ用、アコギ用、エレガット用に使ってます
決め手はなんと言ってもバネ式の使いやすさです
そしてそのバネの強さもある程度調整可能という心憎い設計!!
弦おさえゴムの幅が比較的狭いことで
音抜けもそこそこ良く、チューニングの狂いも割と少ないです(と思ってますw)
そして・・・マイクロヘッドストックという超小型チューナーを合体可能という
合体メカ好きの興味をくすぐってやまない・・・恐ろしいカポです(笑)

■重量:43g ■押さえゴムの幅55.0mm

⑮SHUBB finetune capo F3


1万円超えの、カポとしてはそこそこ高額なカポです
その分作りも素晴らしいのですが・・・・締め付けネジの仕上が素晴らしくツルツルで
ちょっと滑って締め付けにくいというだけの理由でコレクション化してしまっているという
ちょっと残念なカポです

■重量:41g ■押さえゴムの幅56.2mm

⑯D'Addario CRADLE CAPO PW-CP-18


これも6~7千円とボチボチ高額なカポです
U字を構成するクレードルが素晴らしく美しく、眺めるだけで満足なので、
あまり使ってはいないのですが(笑)
23gという軽量に魅力を感じるならば一考の価値はあるカポだと思います

■重量:23g ■押さえゴムの幅49.2mm

ペイジカポ P-6N


最近のP-6Eに失望していたところにP-6Nという見慣れない型番が飛び込んできたので
買ってみたのでしたが・・・・
アコギ用というわりに、弦おさえ部がフラット過ぎて、
少し指板Rがキツいギターでは使いにくい
かといってクラギでは幅が狭すぎて使えない・・・という商品の意図が不明なカポです

■重量:35g ■押さえゴムの幅52.4mm

カポダストの音について


世間では、カポダストの機能性にくわえて「音の善し悪し」が論じられることが多いです
軽い方が良い、重い方が良い等々、いろんな考え方が存在しますが
いまだ、科学的に筋の通った定説が存在しないことや
もしかするとアコギの音響特性との相性が介在する可能性もあるので
ここでは、あまり突っ込まないことにしますw

ただ、単純に音のことを考えると
 ・弦を一様な力でおさえることが出来そうなU字形カポ
 ・カポ装着の際、チューニングは必ず#しますが、それを最小限とするための
  細めで柔軟性のある弦おさえ材の採用
というのは高音質のための一つの方向性かなと個人的には思っています
そしてそれは、カポのロールスロイスと言われるエリオットカポの形状でもあり
あながち完全な間違いでも無いかなと・・・(笑)

日々のギター練習では扱いやすいバネ式カポばかり使ってる私ですが
いざ録音となるとペイジカポやクレイドルカポなどのU字形カポを使っております
でもそれは気分の問題も大きく、
「その方が音が良い」という確証の元にやってるわけではありません
それほど良い耳を持ってるわけでもありませんしw


2021年3月8日月曜日

Soleman MIDI Foot Controller

弾き語りシステムのROLAND GR-55(ギターシンセ)を
POD HD500Xで制御していたのでしたが、巨大なPOD HD500Xは、はっきり「邪魔」(笑)
大きさゆえ、置き場所の自由度も低いので、使いやすい場所に置くことも難しい
これはなんとかせねば・・と言う記事ですw

弾き語り機器をまとめてMIDI制御したい


弾き語りのシステムの中で、特に足元で制御したいのは以下の2機
 ■TC HELICON VOICELIVE2(ボーカルエフェクタ)
   ・REVERBのオンオフ
   ・HARMONYのオンオフ
 ■ROLAND GR-55(ギターシンセ)
   ・PCM2の音量
しかし、この両機とも「フットスイッチの接続端子」は存在しないため
外部からの制御にはMIDIが必須というわけです
これまでは、工夫と我慢でwなんとかしのいできたのでしたが、
できるならMIDIコントローラー一つで、上記が全てやれないものかと考えたのでした

SourceAudio SA165 Soleman


探したのはこんなコントローラー
 ・とにかくコンパクト
 ・設定の自由度が高く、対応範囲が広い
 ・エクスプレッションペダルが接続可能
 ・2つ以上のフットスイッチが付いている
 ・出来れば直感的に使える簡単操作
 ・出来ればUSB電源で使用可能
しかし、意外に無いものなんです、こんなの(笑)
それに、買ってみなけりゃ分からないといった要素も多いのがこの手の機材です
探しに探し、そしてある程度はダメ元という覚悟込みで購入に至りました

あらゆるMIDI機器に対応するオールマイティー MIDI Controller “Soleman”
 Solemanは、MIDI対応エフェクトボード、ラックシステムを始め、
 DAW、バーチャルインストゥルメント、シンセサイザー、VSTプラグインな ど、
 どんなMIDI機器にも対応するMIDIフットコントローラーです。
 複数種のMIDIコマンドを組み合わせた「MIDIマクロ」をEditor Softwareと併用
 することで簡単に送信することができます。
 更にSource Audio Neuro Hubとの併用により、Source Audio Oneシリーズ
 およびSoundblox2のペダルを最大5台まで、1ステップで簡単に操作可能です。

FEATURES
 MIDI CC、Program Change、Note ON/OFFなどはもちろん、
 あらゆるMIDIコマンドを組み合わせた「MIDIマクロ」を1ステップで送信できます。
 Neuro Hubとの連携により、Source Audio Oneシリーズ、およびSoundblox 2
 シリーズのペダルを最大5台まで同時に制御できます。
 何より、Oneシリーズペダルに対しルーティングオプションやタップテンポ、
 エクスプレッションコ ントロールまで簡単に操作できます。
 エクスプレッション・アウトを装備。エクスプレッションペダルにより
 複数台のエフェクターを同時に制御できます。

Control Mode Features

 SolemanはありとあらゆるMIDI機器を操作できます。
 その為には、Solemanに搭載されている”モード”の把握が不可欠です。
 Scene Mode:プログラム(プログラムチェンジ、Note ON、マクロ、エクスプレッション
        ペダルのレンジ、etc)のアップダウンを簡単に行えます。
 Set List Mode:プログラムチェンジメッセージを、最大64個まで順番に実行できる
        モードです。ライブなどを行う際、セットリストに応じてプリセットを
        完璧に配置できます。
 Panel Mode:もっとも自由度が高く、高度な設定が可能なモードです。
        フットスイッチに対しMIDI CC,PC,Note ON/OFFを始めとした
        MIDIメッセージを割り振る事が可能です。さらに、ありとあらゆる
        MIDIコマンドを組み合わせた「MIDIマクロ」もフット スイッチに
        アサインできます。
        スイッチの動作もラッチやモーメンタリーに変更することができ、
        他にも豊富なオプションが用意されています。
EDITOR
 Soleman エディターアプリケーションは無料ダウンロードの上、Windows、
 Macにてご利用いただけます。
 エディターアプリケーションにより、「MIDIマクロ」を簡単に組むことができます。
 「MIDIマクロ」はSceneモード、Set Listモード、Panelモードにてスイッチを踏む
 だけで簡単に送信できます。

  ■Power :  70mA @ 9V DC or 5V DC bus power (USB)
  ■Weight :    1 Kg
  ■Dimensions :    97 × 266 × 56 (mm)
  ■付属品 :    電源アダプター

少々値段は張りますが、まさにドンピシャ!

Soleman エディター


コントローラの設定及びファームウェアのアップデートに必須です
MIDI CCのことが少しわかっていれば、説明書なしでも使えそうです
ありがたかったのは「1つのフットスイッチに2つの動作を設定できること」です
例えば、リバーブONとリバーブOFFを一つのフットスイッチでトグル的に使える
ということで、ONとOFFで2つのスイッチを消費するかもとの心配も消えました

ただし、MIDIチャンネルはグローバル設定なので
フットスイッチごとに変えるとかは出来ないことにはちょっと注意が必要です

本体だけでは出来ない設定もこのエディターで行えるので
もしSolemanを買った場合は必ずダウンロードしておくのが良いです

Solemanの使用方法


機器間の接続方法(青矢印)及びCC信号の流れ(赤矢印)は下図のとおりです
VOICELIVE2には「MIDI thru」端子があるので、
SolemanからVOICELIVE2に送ったCC信号と同じものがGR-55にも流れます

【tcHelicon VoiceLive2】
リバーブとハーモニーのオンオフに使うCC#は固定で変更することが出来ません
このためSoleman側でフットスイッチに以下を割り当てます
 ・リバーブオン:右端のフットスイッチにCC#112、Value=64
 ・リバーブオフ:右端のフットスイッチにCC#112、Value=0
 ・ハーモニーオン:右から2番目のフットスイッチにCC#110、Value=64
 ・ハーモニーオン:右から2番目のフットスイッチにCC#110、Value=0

【ROLAND GR-55】
PCM2音量コントロールのためのCC#はGR-55側で自由に設定できます
ただしSolemanからのMIDIチャンネルがVOICELIVE2と同じなため
もしもVOICELIVE2で使用しているCC#を設定してしまうと
VOICELIVE2が予期しない動作をしてしまいます
したがって、VOICELIVE2内で使用しているCC#を避けて設定する必要があります
Soleman側、GR-55側の双方で以下の設定としています
 ・PCM2音量:エクスプレッションペダルにCC#8、Value1=0、Value2=127

まとめ


文字にするとけっこうたいへんにも見えるかも知れませんが
実際にはそれほど難しいわけではありませんし、トライの価値は十分あります
特に、フットスイッチ端子がなく、足技が使えない機器を使ってる場合は
MIDI制御は絶大な効果をもたらします
Solemanの3万円という価格は「かなり高い」ですが
劇的に改善した使いやすさは「ああ、買ってよかったよ」と思うに十分でありました


2021年3月2日火曜日

結局買っちゃった、弦高測定装置

せっかく、ある程度納得できる自作品が出来上がったのだけど
しょせんどれほど抗おうと興味と欲望には勝てないのだよ・・・
すなおに身を任せてみたのであったよw

ヤフオクで8500円(送料込み)


もう、本家StewMac「Digital Nut Slotting Gauge」とそっくりなのをヤフオクで発見。


左:StewMac  右:ヤフオク購入品

ね、そっくりさん、もうそれだけで満足です
もしも購入される場合はこちらから

製品概要



【計測器本体】
私が自作に使ったダヤルゲージよりも二回りほど小さいです
 ・長さは13.3cm(自作)に対して8.9cm(製品)
 ・重さは270g(自作、耳重量込み)に対して71gと耳重量を考慮しても1/3程度です
操作部は「ミリ/インチ切り替え」「オン/オフ」「ゼロクリア」と両者共通しています
もちろん計測子は「フラット計測子」となっています
そして最も重要な要素は「プローブにバネが効いていない」という点、さすがです!!
以下に諸元を示します


ただ、1点不満を言えば電池交換の際に裏蓋を外す必要があることです
この大きさなので電池ソケットを採用することが難しかったのかも知れません
ちなみに電池は「SR44」です
安い「LR44」でも代用可能と思いますが精密計測器なので「SR44」が無難とのこと
(本製品の出品者の回答より)

【保持具】
間違いなくこの保持具がこの製品の「ミソ」でありますな
上面の大きな穴に計測器を差し込み、側面の小さな穴からねじを差し込み固定します
正面の3つの溝は「弦をまたぐための溝」
側面の溝は「フレット金具をまたぐための溝」です
上面の短辺幅20mmは12フレットに設置したとき11,13フレット金具に当たらない大きさ
そして長辺幅25mmは指板曲面の影響を受けないよう必要最小限としています
いや~お見事な設計です
正面下部の「足つき部」は特に指板曲面を意識してはないようですが
実際に使用してみても特にぐらつきというのは感じません
万一購入後に指板へのフィット感が乏しくてぐらつく場合は、
やすりなどで調整すると良いでしょう

これだったら3Dプリンターで作っちゃえるぜ!という強者のために
一応の寸法図を作ってみましたのでご参考に!(笑)

使い勝手


まあその、自作版とは特に使い勝手は変わらない(爆) ※ちょっと言い過ぎ
でも単純に「小さくて軽い」という点は大いに評価できます

バネが効いてないことで、計測にバネの影響を受けないことは
計測をかなり簡単にしてくれます
しかし一番上の写真のように「指板の上に置く」という使い方をすると
「プローブの自重」の影響は間違いなくあります
それは通常計測する12フレット金具上は、最も弦がたわみやすい位置だからです

この点に関して、私の自作機でもバネの影響はないのですが
ダイヤルゲージそのものが販売品の方が小さく、
そのため測定棒(プローブ)の自重が軽いというのは大きなメリットです
 ・販売品のプローブ自重:約15g
 ・自作機のプローブ自重:約27g
これだけ軽いと自重の影響もそれほど気にならないかも知れません

指板の上に乗せた使い方の場合、はかり方は2通りあります
 方法①:弦の上に測定子を乗せた状態でゼロクリアし、その後弦を押し下げて計測
 方法②:弦を押し下げた状態でゼロクリアし、弦が元に戻ったときに計測
基本的にはどちらでも良いのですが
実際にやってみると、方法①ではゼロクリアの時にプローブの位置が狂いやすく
私としては方法②が好ましいかなと思ってます

そして方法②の注意点を!
弦が12フレット金具に当たるまで押し下げてゼロクリア、これは比較的容易です
そして押し下げた弦を元に戻すのですが、実際にやってみると
 ・弦の張力で自然に元に戻ったときの計測値:2.15mm
 ・その後プローブを手で持ち上げ、そっと弦の上に戻したときの計測値:2.40mm
ということで、約0.25mmの差を生じました
これは、わずかですがプローブの自重が影響していることと、
プローブとステムの間に多少の摩擦抵抗があることが影響していると考えられます

したがって、本計測器を使用する場合には、
 ・弦を押し下げた状態でゼロクリアし、弦が自然に元に戻るのを待つ
 ・弦が元に戻った後プローブを手で持ち上げ、そっと弦の上に戻したときに計測
といった使い方が良いと思います

まとめ


ぶっちゃけ、自作機とこのヤフオク購入品の使い勝手や精度には大きな差は無いです(笑)
あえて言えば、購入品は自作機でやらかしたような
「両面テープがはがれてダイヤルゲージが落下」なんてことは起こらない分
安心感はありますw

購入価格は送料込みで8500円と、自作費用の2倍以上なのがちょっと微妙ですが
工作を楽しみたい人は自作を、お小遣いに余裕があれば購入をといった感じでしょうか
 
購入の場合はこんなちゃんとしたケースに入って送られてきます
ミニドライバーは電池交換時の裏蓋取り外し用です
小型軽量でこんな風にスッキリ収納というのは購入品の良さですね!