2015年7月28日火曜日

Furch G23-CRCT

シダートップ、ローズサイドバックの単板仕様、2012.11のチェコ製です
ネットであまりにも評判がよいのが、もう気になって気になって(笑)
購入のずいぶん前から注目して調べていました
これは2014.1頃にオークションで手に入れました。


Body Shape:Grand Auditorium Cutaway
Top:Solid Western Cedar
Side / Back:Solid Indian Rosewood
Fingerboard:Ebony w/Abalone Dots
Neck:Mahogany
Bridge:Ebony
Nut / Bridgesaddle:TUSQ
Machine Heads:Schaller gold./Tortoise
Purflings:Tortoise
Wide of Nut:45.0mm
Scale:650mm

ギターを選ぶ場合、動画サイトなどで音を聞くこともよくあるのですが、
このギターに限っては「はずれ」な音がほとんどありませんでした。
もちろん録音環境で音は相当変わりますし、個体差もあるものですが、妙にハズレがないのです。
実際に届いてみても、間違いなく評判どおりといって良い音でした

「美しい」ギターです。
シェイプ的にはグランドオーディトリアムのカッタウェイで
(モーリスのS-91,92やS-101,102と同じような形ですね)
これがヨーロピアンテイストなんでしょうか、そこはかとない気品が漂います。

まずは地味に輝くヘッドインレイ、シンプルですが十分な存在感!
ゴールドの糸巻きも濃い色のヘッドカラーとよくマッチしていますし、
べっ甲色のペグつまみがまた落ち着きのある大人の雰囲気を出してます。
チューナーはゴールドで、派手と言うよりはむしろ落ち着いた雰囲気に感じます。


指板やフレットの摩耗はほとんどありませんでした。
サウンドホール周りのインレイも美しいし、カッタウェイのカーブも絶妙です。
ボディバインディングは、ウッドなのかべっ甲色のプラスティックかはよくわからないのですが、
インレイ装飾よりもずっと落ち着きがあります。全体の雰囲気とよく合ってると思います。
べっ甲色のブリッジピンも、フォルヒの特徴ですね。
バックは、ローズです、普段使ってるローズとは木目が異なっているのも、
結構好印象だったりします。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

音については、倍音成分が豊かで長いサスティンが特徴的で、
基本的には繊細な音といえますが、音量も十分にあります
ソロギターを弾く上では、ある程度消音技術なども必要になりそうな感じもしますが、
自分には、この心地よく伸びる音というのがとても大事なのです
ただただ、すずなりな音さえ出てくれれば、それだけでシアワセだし、
練習のモチベーションも維持できて、ソロギターって趣味を長く続けられる・・・
まあ。そんなモンです

ただし・・・(笑)
良い音と感じるのは今も変わりませんが、購入後1年半経過して感じるのは
なんというか、頭打ち感とでも言うのでしょうか
確かに良い音だけども、「もうこれで精一杯です!」という感じで
それ以上の余力がもう一つ感じられません
たとえば強く弾いたときに音量は大きくなるけど音質的にやや破綻気味かな
というような感覚が僅かにあるような、そんな些細なことなのですが
その傾向が主旋律を奏でる音が多い1,2弦でややはっきりするので
長く弾いているとボディブローのようにじわじわと心を蝕みます(笑)
今ではすっかり気分転換用ギターとなってしまいましたが
時間をあけてさわれば、やっぱり良いギターだなって思えたりします
ただそんなものですから、弾き込んで醸成されることはまずないとあきらめております

PUはSHADOW NANOMAGというマグネットを付けています
そこそこ良い音だと思いますし、
サウンドホールをふさがない形なので、生音への影響も最小限です
私は、演奏時にマグネットに右手が触れるのがすごくいやなので、その面でも助かります
少し離れれば、PUが付いていることも気づきにくいくらい小さいです
写真の最終フレット下に付いてる黒いのがNANOMAGですが
見ておわかりの通り指板エンドがサウンドホールの円形に沿ってカットされている場合は
取り付けできませんので注意が必要です


サンプルです
弦が今年1月に張ったDR弦ですので、すでに半年経過(^_^;)
その状態の音ですので、そこらは割り引いてお聞き下さいませませ
サンプル録画のたびに弦交換してたら、ちょっとお財布への影響が大きいので、スイマセン(笑)



14 件のコメント:

J minor さんのコメント...

遂に出ましたね、Furch G23-CRCT のレビュー。

> 強く弾いたときに音量は大きくなるけど音質的にやや破綻気味かな
> というような感覚が僅かにあるような、そんな些細なことなのですが
> その傾向が主旋律を奏でる音が多い1,2弦でややはっきりするので
> 長く弾いているとボディブローのようにじわじわと心を蝕みます(笑)

このあたりが一番気になりますね、私としては。
特に1弦の音がどうにも気になってね。
ただ私の場合、どうもアラスカピックがいけなかった、という面もあるようで、自爪で弾くようになってから、嫌な音が減りました。

あと、ピックアップの Shadow NanoMAG がいいですねえ!
最終フレット下に取り付けるというタイプで、サウンドホールをふさがない形は理想的かもしれない。

ちなみにサウンドハウスよりアマゾンの方が5千円以上安いのが不思議ですね。

Zi Zi さんのコメント...

J minorさん、おはようございます

自爪だと気になりにくいというのは朗報ですね!
僕自身も良いギターという評価は変わらないんですよ
他にはない音がサウンドホールからこぼれ落ちる感覚は
本当に気持ちが良いです
気になると言ってもとても些細なことですので・・

Shadow NanoMAGは小さい割に良い仕事します(笑)
いや小さいから良いとも言えるかもですね
付けてるのさえわかりにくいくらいですから生音に影響ないし
furchはもともと12mm穴もあるから取り付けも簡単です
音も悪くはないです
でも遊び倒すためには一緒にZOOM A3を買った方が幸せになります
イコライジングをしたりリバーブを使ったり
アコギモデリングもかなり使えます
でA3の出力をH4nやカメラに突っ込めば
簡単にステレオエフェクトの録音ができますし
H4nだと4chモードで分厚いマグネットの音と生音のミックスを
楽しめます

サウンドハウスよりアマゾンの方が5千円以上安いのは
実情はよくわかりませんが多分並行輸入品とかのためじゃないでしょうか
でも今見てみると価格差は4000円弱くらいです
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/110372/
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B001CZF5SO/ref=dp_olp_new?ie=UTF8&condition=new
僕にはamazonの方(愛曲楽器)がなんかなじみのある価格なんですけど(笑)
でも同じ愛曲楽器ならこっちの方が安いのは???ですね
http://item.rakuten.co.jp/aikyoku/shnmgep/

sasun さんのコメント...

フォルヒもモーリスのSシリーズもとても良いギターだと思います。

が、ギターの生音を求めだすともう・・・ですね^^

PUを通して音を加工して出して演奏するなら
フォルヒもソロギターには良いと思います(^O^)/

ソロギを始めたこと愛知まで買いにいったのを
思い出します(^-^;

Zi Zi さんのコメント...

sasunさん、こんにちは

フォルヒはsasunさんにとっても想い出のあるギターだったんですね
残念ながら音に満足できなかったご様子ですが
僕はこのギターの音、嫌いじゃないですよ~~~(笑)
もちろん、ちょぼちょぼ不満はありますけど
生でも十分楽しめてます

今張ってるDR弦、交換してすぐに「あかん!」っておもたんですよ
それがもう半年も張ってあるんで・・・
今回の生音は確かに悲しい雰囲気が出ちゃいました(^_^;)
もうちょっと出来る子なんですけど
動画の音に関しては私の怠惰と未熟の影響も大です・・・(泣)


mssumasum さんのコメント...

みんなの意見を聞いてると、
フォルヒは出音が優しいので、
(角が丸く張りが弱い)
低音に負けるというか、
飲み込まれてしまういう感じなのかな?
(上品だけどパワーが無い?)
だとしたら、レイクウッドと似てますね。
一見、音の分離がハッキリしているようで、
実はそれほどでもなくて、
巻弦とプレーン弦の親和性が、
必要以上に良過ぎるため、
全ての音が混ざり込んでしまう感じでした。
和音の中でメロを立たせるのが
とても難しいギターだったという記憶があります。

Zi Zi さんのコメント...

mssumasum さん、こんばんは

>和音の中でメロを立たせるのがとても難しいギター
というのは何となく理解できます
確かにそんなイメージというのはあるかもしれません
ただ、そう感じる程度というのは「ほのかににおう」と
いったくらいなのですが
もしかすると、弾き手のギターへの要求度に応じて
感じ方が異なるのかもしれませんね

こうして「ちょっとした不満」というのを文字にしてしまうと
すごくインパクトが大きくなってしまうのですが(笑)
私にとっての不満度というのは、そんなに大きいものではなくて
このギターの基本的な持ち味という部分ではすごく気に入ってます
優しくて繊細で、ちょっと自己主張は弱いけど
そこに癒されてる自分もあるみたいに思ってます

うーーん、文字の表現ってほんと難しいです~(^_^;)

mssumasum さんのコメント...

すいません、お気を悪くしないで下さいm(__)m
レイクウッドのハカランダを特注で作って、
(70万円もした)10年間、納得いかなくても、
我慢して使い続けたトラウマなんです。
さらりと聞き流してください(笑)
あれ以来、繊細さよりパワーが好きになりました…。
コリングス好きもそういった面が大きいと思います。

Zi Zi さんのコメント...

mssumasum さん、全然モーマンタイです!!

すごいギターお持ちだったのですね
(今のもすごいですが・・・)
というかもう少し前にお知り合いになれてたら
ハイハイハイ!!って手を挙げてたかもしれません
というか、すごく残念かも(爆)

形は違うかもしれませんがM54のハカランダモデル
https://youtu.be/d5hv9larGSE
優しい感じ、っていわれるのが少しだけわかる気もします
フォルヒにもちょっと通じる部分があるかもしれませんね


mssumasum さんのコメント...

そうそう、まさにこのM54です!
懐かしい音(爆)
注意深くお聴きになれば分かりますけど、
一つ一つの音が粒だって無くて、
低音の中に埋もれる感じで
全体が入り込んで混在してる感じがわかるでしょうか?
これ、弾いている当の本人は、
倍音成分が多くて陶酔気分なのですけど、
録音をしてみるとこんな出音なんです。
それを知ってから、もっと音を際立たせたくて、
試行錯誤したのですが、思うように弾けません。
どうしてもギターに弾かされてしまうのです。
おまけに鉄弦らしさも薄かったですし…。
音のゴージャスさはピカイチなので、
歌伴奏には向いていると思います。
プレーン弦が弱く感じるのではなくて、
上記の理由から耳に届きにくいのだと思います。

このギター買う前にM32だったかな?
レイクウッドのローズウッド仕様を持ってたんです。
そのギターの方が出音が単純で良かったですね。
で、ついつい高級器を買ってしまったわけです。
このメーカーは材が悪いほうが、
結果として扱いやすい音、
ソロプレイヤー向けの出音が出せると思います。

Zi Zi さんのコメント...

mssumasum さん、おはようございます

なんと、まさかのビンゴでしたか
私の霊感もたいしたものかもしれません(笑)

>全体が入り込んで混在してる感じがわかるでしょうか?
ものすごく「なんとなく」なんですがわかる気がします
ネットをうろついていてこんな記事を見かけました
http://www.guitarra.co.jp/cl02_01/detail-7.html
以下引用です
「倍音がやたらに多いギターは要注意」
よく芯があるとか、芯が強いとか言います。これも難しいですね。
「芯」というのは「基本の音、或は実音」と理解して下さい。
要するに、今弾いた音そのものです。
実際には、弦が振れて楽器が反応し、更に他の弦が共振することで多くの倍音が発生し、
複雑な響きが生まれているのです。
例えば、1弦の12フレットを押さえて、
弾いた直後に右手で1弦のみを消音してみて下さい。
消音したはずなのにファーンと響きが聞こえますね。これが倍音なのです。
さて、この倍音が豊かに鳴ると実に気持ちよいものです。
風呂場で歌ったり、エコー付のカラオケマイクを思い浮かべれば一番近い感覚でしょうか。
ところが、ついついそうした倍音の多いギターが
良いギターだと錯覚してしまうことが問題なのです。
絶対に必要なものだけれど、それだけではそれこそ絶対ダメというのが倍音です。
何故なら、手許では良く響いていて気持ちよいけれど、
倍音には遠鳴りする力はありませんし、和音が濁ってはっきりしなくなりますし、
中低音にメロディーがきた時などモコモコしてしまう
等々の欠陥がどうしても出てしまう上に、
結局そうしたギターは耳が疲れ易かったり、
音が単調ですから音色そのものに「飽き」が来やすかったりするものなのです。
従って、良いギターは必ず「芯のある」ギターなのです。
(引用終わり)

これはクラギのお話として書かれたものでアコギとはちょっとずれるかもしれませんが
僕も同じように考えてます
(同感というだけで「倍音がやたらに多いギター」大好きですけど)
でも動画のレイクウッドであれば、
たしかにややメロの存在感が薄くて、聞き手への訴求力は十分ではないかもと感じますが
少し幻想的な曲を弾くとどんぴしゃかなと思ったりして
仮に少し自分の好みからずれていても、そのずれがいかせる場面もあるかも、
とも考えてしまいます
音楽で言えばBGM的イージーリスニングにも主張の強い楽曲にも需要があるように
あえて1本のギター、ひとつの音色を究極だと考えなくても
いいんじゃないかなって・・・
すいません、初心者が超えらそうで(^_^;)

>レイクウッドのローズウッド仕様を持ってたんです。
>そのギターの方が出音が単純で良かったですね。
これもなんかわかる気もします
ローズそのものは「ハカランダより上質なローズの方が音がよい」という
製作家さんもいらっしゃろうようなので悪い材じゃないと思いますが
整理された音の強さ、というのはあると思います
材の話じゃないんで恐縮ですが、いろんな音源をyoutubeで聞いてると
高性能レコーダーよりコンデジの録音の方が「上手」と感じることがあります
細かな倍音が整理されて芯の部分だけが届いてくるのが原因だと思いますが
単純で芯の強い音の方が聞き手に訴えるということの表れかもしれませんね
ただ、プロやそのレベルに近い方の演奏だと
やっぱり高性能レコーダーやちゃんとした録音環境の方がうっとりできるるんですけど(笑)

なんかとりとめのない話ですいません
長文におつきあい、ありがとうございました!

mssumasum さんのコメント...

とても的を射た引用です。
言いたかったことが全て書かれてます!
ま、そういうことです(笑)

ZiZiさんのおっしゃるとおり、
幻想的な楽曲には向いていると思います。
例えば、ケルト音楽みたいな、
メロディだけが主ではなくて、
全体の雰囲気が重要な曲などです。

私は得手不得手を持つギターを
色々と所持する考えはないです…。
どちらかというと、
オールマイティなギターが
一本あれば十分という考えかな(^o^;)?

Zi Zi さんのコメント...

mssumasum さん、おはようございます

音楽的な素地がとても希薄な私のお話にも気長につきあっていただき
感謝してます!
ギターの音って人それぞれに思うところがあって
そういう人同士の話は尽きないし
その話をそばで聞いていても楽しくて、勉強になります
いつも思うのですがmssumasumさんの博識といいますか
多分、耳と感性の世界なのかもしれませんけど、すごいなと
感心しつつ悔しくも感じております(笑)
きっと接してきた音楽の量が違いすぎるのかもしれないですが
これからもいろいろ教えて下さいね!!
頼りにしてますです

mssumasum さんのコメント...

何だか実像よりも大きく写ってしまってるみたい(^o^;)
分かったようなこと言ってるだけですから(笑)
ただ、どの様な形態の音楽を聴いても、
良いものには猛烈に感動するタイプです。
恥ずかしい話、涙が出るほど感動してしまいます…。
今も48グループの楽曲に感動してる変態なんです(爆)
こちらこそ、こんなヲタクですがよろしくです。

Zi Zi さんのコメント...

てもでもに涙した私ですから、
もうわかりすぎるほどにわかります
どうやら歌詞から自分の経験に重なる情景が浮かぶような曲とか
親子、家族といった曲には特に敏感に反応するみたいです
でもAKBのように頑張ってる女の子達にもグッと来てしまうし
なんかツボが広くて困ってしまいます(笑)

あーー、居酒屋でAKBメドレーしたくなりました~~!