2015年12月16日水曜日

アコギ本③ アコースティック・ギター・メインテナンス・ガイド プロの現場の調整術

ついでに、と言う気持ちが強かったのですが
意外に知らないことも多かったんだなと思わされる一冊・・・のはずです(笑)
ぱらぱらめくりの域を出ないので、じっくり読みたいところですが
なんか小さい字でびっしりと書かれてるので
なかなかの強敵になりそうです









私も、アコギとのつきあいが3年半になるので
メンテはもちろん、多少の改造なんかも自分でできるくらいの知識はあったと思ってましたが
仮に自分の知ってることを原稿用紙に書き出したとすると何枚くらいになるでしょう
おそらく、この本のボリュームの1/100にも満たない

だとするとこの本には何が書かれてるんだろう
もしかして自分の知らないメンテ術がある?
それとも自分の知識が間違ってる?
そんな興味が購入の動機と言えば動機でした

まだほんとにぱらぱらめくりだけの状況ですけど、結論から言えば
「買って良かった」と思える本です

例えば、今はもう何気なくいつもやってる「マーチン巻き」
本ではマーチン巻きとは言ってませんけど、これが弦切れを防ぐ効果があった・・・とか
ヘッドでくるくると弦の余りを巻いてた、あのフォーク全盛の時にはみなやってた
どう考えてもファッションとしか思えなかったあのことにも意味があったとか

【死んだ弦は茹でると復活する?】
自分がギター中断に入る前、学生時代に友人から良く聞かされたことですが
本では昔のガット弦の時代の処方から派生した都市伝説であるとしています
弦の音の劣化は巻き線の痛みや「伸び」により生じるので
煮ようがどうしようが復活はないとのこと
しかし、先日見た動画では石川鷹彦さんと吉川忠栄さんの談話で
「あれは効いたよね~」「ちょっと柔らかい音になるのがいいよね~」
みたいなことを話してた(笑)
諸説、あるいは好き好きってあるモンだなあと思えることもこの本のおかげかと思います

【余分に伸びてる部分をどう処理するか?】
本の記述を借りれば
「巻き弦の場合、カットすると極めて微妙な差とはいえ、実は音も劣化し、持ちも悪くなる」
とのこと、そのため
「シビアに音づくりをしている場合、弦を換えても余分な部分を切らずに録音することが多い」
しかし、のばしっぱなしだとケガやノイズの元になったりするので
丸めて収めるようにしたのだそうです
もちろん本にはもうちょっと詳しく書かれてるんですが、興味のある方はご購入を(笑)
単なるファッションではなかったという事実に驚愕です
(もちろんファッションだけの人も多くいたはずですけど)






17 件のコメント:

しばしば さんのコメント...

こんばんは。

この本持ってますが、時代とともにメンテ本も内容が変わってるので何が正しいか訳わからなくなります。
自分は高校までは弦は切らずに丸めるかノばしっぱでした。
好きなミュージシャンの影響が大きかったと思います。

がめラ さんのコメント...

ziziさん、おはようございます。

実は弦を煮ることやっていました。金のない学生には絶大なる人気でしたね。
では、実際どうだったかですが、石川さん達が言われているように復活します。
音は戻ります。が、2日程度しか持ちません・・・。
私はこれのために弦を切らずに残していたようなもんです。
はじめは長めに巻いておきます。これは煮て再度巻くときに同じ場所を曲げない
ようにです。
今みたいに弦が安ければ・・・。ただ今は弦の製造工程も変わったのかもですので
現行弦は復活しないかもですが。

zizi さんのコメント...

しばしばさん、こんにちは

そうですかすでにお持ちでしたか
まあ、一言でメンテと言ってもいろんな考え方や方法があるので
私もこの本が全てとは思ってないですけど
知識や情報が増えると思えば、それはそれでよいかなと思います

好きなミュージシャン・・それは影響大ですよね!
私の高校時代とかで好きなミュージシャン
陽水さん、小椋佳さん、かぐや姫、大学の頃にチューリップ、チャゲアス
でも不思議と映像的な記憶がないです
何でだろう???
テレビがなかった・・・・のかもしれません(笑)

zizi さんのコメント...

がめラさん、こんにちは

そうですよね、私の友人も力説しておりました
「絶対良いよ!やってみたらいいよ」って
で、たしかに「一瞬しか保たないけど」とも言っておりました(笑)
ただ、私はクラギだったので実行することはなかったのですが
友人のあの力説ぶりは妙に記憶に残っております

「今みたいに」というと、当時の鉄弦って結構なお値段だったのでしょうか?
私、実は弦交換をしたという記憶も当時のお値段の記憶も
なぜかあまりないです
ナイロンだったので、おそらく何年も張り替えずに使っていたのでしょうね
ほんと、私の青春時代のギターって
「ただ持っていただけ」というのに限りなく近かったです

Unknown さんのコメント...

ZiZi師匠 こんばんは~

島根に行かれてたんですね。
「あのダイバーさんがZiZi先生ですか?」と私。
「いや、ぼくは左の白い奴だよ」とZiZi先生。
「ですよね~(⌒▽⌒)」と私。

あぁ~、熱が下がらないので
変な妄想をしてしまう(^_^;

で、うなっているところに、懐かしい友人から
娘二人が歌ってる、とCDが送られてきました。
私が覚えている彼女たちは
まだ幼稚園児くらいでした。
嬉しかったのでユーチューブにUPしました。
よかったら聴いてください。
「小さな祈り」という歌です。

ところで、アコギの弦の先は
私もくるくる巻いていました。
さすがに煮るまではなかったですが。
で、あるとき、やっぱり切ろうと、
巻き弦の余分なところを切って、
机の上に置いていたら、
遊びに来た鍼灸師の友人に
「おまえ、なんで治療用の中国鍼持ってるの?」と言われ、
びっくりしたことがあります。
実物を見せてもらったら、
これがそっくりなんです。

あれ、なに書きたかったんだろ、
頭がガンガンして訳が分からなくなりましたので、
ZiZi師匠の子守歌を聴きながら寝ます。
寒くなりそうですから、
ギターばかりではなく、
ZiZi先生のお体もいたわってくださいね。

zizi さんのコメント...

MEGUMIさん、こんばんは
白いるかです
熱、大丈夫ですか?お大事にされて下さいね

早速聞いてきましたよ
私なんかはゴスペルというと
「天使にラブソングを」がすぐに頭に浮かびますが
あれも良い映画でした
特にⅠのラストの「I Will Follow Him」(だった?)は
何度巻き戻して聞き返したかしれません
今回聞かせていただいたのはかなり曲調が違いますけど
何とも美しくすがすがしい、そして、きれいな歌声でした
私は幼稚園がカトリック系で
怖い怖いシスターに育てていただきましたが(笑)
こんな素敵な曲など無く
いつもいつも賛美歌ばかりで、余り楽しいと感じなかったですが(^_^;)
ゴスペルには良い曲がたくさんありますね

弦=中国鍼・・・・すごい
たしか、中国鍼ってぐっさーーーーって刺すんですよね
なんか考えただけでも痛くなりそうです(笑)
当時は丸める派の人も多かったですね
私自身はナイロンだったので無縁でしたし
今は「切っちゃう派」ですので丸めの経験はないですが
見ていて、「なんか格好いい!」とは感じてました(笑)

さてさて、私のを子守歌にすると悪夢見ますよ~~~
といいつつ、さらに悪夢ネタをご提供(^_^;)
https://youtu.be/aWJzHGYirYM
うららの丘というソロギを練習中なんですが
これがなかなか上手く弾けません
実は、もう半月以上前には完成している予定だったのですが
まだ、弾けない・・・
今更ながらに下手だなあと言う、ついさっき録った練習動画であります(笑)
今年中の完成もちょっと怪しくなってまいりました

晴走雨楽 風の又三郎 さんのコメント...

私は発行日の直後(2014.11.09)に購入しました。
特に第2章プロの現場の弦交換と第4章保管と運搬
が参考となりました。
このように平易に書かれ論理的、系統的に説明された
書籍(雑誌)は良いですね。

丸に橘 さんのコメント...

買います!
都市伝説にも一理ある、というのが気になりました。(笑)
自分でどこまでメンテナンスできるかと言えば、「ピカピカに磨く」程度しかできませんが、、、、。
知識としては、面白そうですよね。
私自身は、昔は「カッコ」ばかりでしたね。

zizi さんのコメント...

風の又三郎さん、おはようございます

翌日購入、さすがです!
私は少し前に本の存在は知ってたんですが
「メンテならもう十分やってるし~~」
といううぬぼれもあって(笑)
今回まで購入には至りませんでした
しかし、もっと早く買っててもよかったなと思います
「弦交換と保管と運搬」・・ほんとその通りです
私には知らなかったこと満載でした

理論的に体系的にと言うのもその通りで
私は技術系の人なので特にそう言った部分になじみの良さを感じます

zizi さんのコメント...

丸に橘さん、おはようございます

そうですか、お買い上げありがとうございます!(笑)
読み物としても充実してますし
参考になる内容も多いと思います
「プロの現場の」というところが
こだわりでもあり、偏りでもあるという感じが多少しますけど
丸に橘さんにおっしゃるように
「知識としては、面白そう」と言うことで十分楽しめると思います

しばしば さんのコメント...

ziziさん
おはようございます。

よくメンテ本にある弦の張り方ですが
皆さんどうしているのでしょうか?
ブリッチ側の丸いワッカですが縦?横?どっちにしてます?
縦横両方の意見があるので正確はないのかもしれませんが・・・

zizi さんのコメント...

しばしばさん、こんにちは

私は基本「縦」です
音の関係は良くわかりませんが、
ボールエンド付近で折り癖をつけるときに持ちやすいのと
縦の方がピン先に引っかかりにくいかなと(なんとなく)
ただそれだけの理由です(笑)

がめラ さんのコメント...

ziziさん、しばしばさん今日は。

私は横にしてます。わざわざホールからボールエンドさわって確認してます。
昔は、使い終わったボールエンド集めて新品弦に通して、弦の折り返しが出てこないようになんてしてましたが、今はめんどくさいのでしてません。やっぱりピンを痛めるのと本体との接点が遠くなるので、音的にどうかなと思いまして・・・。

しばしば さんのコメント...

ziziさん
がめラさん
こんにちはです。

質問に答えていただき感激です。

自分は昔は縦、今はがめラさんと同じく横です。
でも横にしている理由は特にないです・・・
ポールエンドを通すのはアーニー弦の時にやりました、
アーニーは折返しの巻弦がサドルにのってくることがあるのでそれを回避するためです。

zizi さんのコメント...

がめラさん、しばしばさんこんばんは

いろいろあるものですね~
ボールエンドの手前に挿入する「金玉」も買ってみたんですが
まだ一度も使ったことがないです(笑)

丸に橘 さんのコメント...

私も縦ですねえ。ブリッジピンの溝との関係から、その方が自然な感じがして。
実際、そうなっているかどうかは、張ってからでないとわかりませんが。結果的には、けっこう斜めになっちゃったりもしています。

しばしば さんのコメント...

丸に橘さん、おはようございます。
そうですよね、ブリッジピンの溝を考えると縦が自然ですよね。
今度からブリッチピンの溝無しには横、溝有りには縦にしてみようかな。