いや~~、キャッチーなタイトルにしただけですよ~~
決して再燃などいたしませんけど・・・・(^_^;)
とのワタクシの固い決意を踏まえて、以下お読みいただければ幸いです
【その昔、まだ私が大学生のころ】
バイトも奨学金もすべて注ぎ込んだ趣味がオーディオでありました
といっても、貧乏学生です、たいしたものは買えませんでしたが
それでも、巨大なオープンリールデッキを駆使して
録音セッティングを変えたり、カートリッジを変えたりしながら悦に入っていた時期で
友人の持っていたLPを録音したり、雨や雑踏と言った環境音の録音をよくやってました
でも、卒業、就職、結婚、子供と立て続けに変化が訪れ、
経済的逼迫と自由時間の消滅でオーディオ熱もすっかり平熱以下になってしまいました
そのまま20年くらい経過
その後ちょっとシアターシステムがマイブームになったり
レコードとカセットテープのデジタル化をやったりして、それ用の機材購入をしたこともありましたが
先日記事にしたJBL216PROの購入で、なんか
妙に心がざわざわします(笑)
JBLといえば、大学生当時はもうあこがれの頂点
しかしながら、とてもじゃないけど買えるような値段ではないという現実
せいぜい、オーディオ屋さんでコーヒー片手に聴かせてもらのが関の山でした
JBL216PROはJBLの超エントリーモデルで、1985年発売当時の定価は税抜き6万円
それが相場的にはやや割高感はあるものの程度のよい中古が1.7万円で買えたわけです
そうなると、私の頭の中に何が浮かぶのかと言えば
「昔は絶対買えなかったスピーカーが今なら買えるんじゃね?」
そして
「あの万能PAシステムをもっとよい音にできるんじゃね?」
馬鹿らしくも素晴らしいこの発想に我を忘れたました・・・
早速JBLやB&W、国産ではダイアトーンなど名だたるスピーカーをオクで物色開始!
もちろん予算とかスペースの制約もあるわけで、なかなかポチには至らなかったのですが、
先日ようやくそこそこ希望のブツが手に入りました
【JAMO 507】
スウェーデン製のトールボーイ(背の高い形状のこと)スピーカーです
「JAMO」は「ヤモ」と呼びます、決してガソリンスタンドの名前ではありません
90年代に少量輸入されましたが、その後は正規代理店も無く輸入も途絶えました
いまやデンマークのスピーカーでは、DALIやDYNAUDIOの方がよほど知名度が高いですが
このJAMO507も、当時のお値段は2本で27万円・・・
高級というほどではではないものの、二十数年前と考えればそこそこ中クラスのスピーカーです
天板がガラスというおしゃれな外観も好印象、
なによりトールボーイと言うことで設置面積が小さく、ギターであふれた事務所にもちょうど良い
そして、なんと入手価格は4万円(送料、税込み)、定価の1/7ということで
とってもラッキー!といえるお買い物になったと思います
JAMO 507
3ウェイ5スピーカー 4Ω 88dB
W223×H930×D364mm 19.7kg/1本
【老骨にむち打ち、搬入】
クロネコさんに「2階まで上げて」とはとても言えず
1本20kgを休み休み2階まで上げます、うちの階段ってこんなに長かったっけ
足踏み違えたら、こりゃ死ぬなあなどと思いつつ、
それでもなんとか事故も無く2階まで搬入成功
実は購入前から「玄関~2階の運搬可能重量は最大20kg」と想定しておりました
昔あこがれたスピーカーの中には、今回のSPよりもっと安く買えそうなのがあったんですが
バブル期のスピーカーはスーパー重量のものが多く断念したのもありました
実際運んでみるとやっぱり20kgが上限で正解でした
【ありゃ、ちょっと部品が足りんぞ】
もちろん
事前に写真で確認済みでしたが、到着してみても「
ないものはない」のであります
それは、「
ジャンパープレート」という部品
下の写真で本来+と+、-と-を繋ぐ部品が必要なのですが、これがありません
ところで、なぜ一つのスピーカーに端子が4つあるのかと思われるかもしれませんが
これは「
バイワイヤ接続」というものです
上二つの端子が高音側、下二つが低音側の端子となっていて
アンプがこの方式に対応している場合には、
アンプからスピーカーまで2本のスピーカーケーブルで接続します(通常は1本)
うちの場合はアンプが対応していませんので
1本のケーブル(平行線1本なのでラインとしては+-の2ライン)を
上下どちらかのペアにしかつなげません
従って、+の上下、-の上下をつなげてやらないとスピーカーの本領は発揮できません
この上下繋ぐ線を購入する場合は「ジャンパーケーブル」というものを使いますが
買うとなるとこれがまたやたらとお高い・・・
安くても4千円、高いものは僅か10cm×4本で30万円超(爆)
まあこういうの買うことを「電線病」などと言うらしいですが、この世界も恐ろしい・・・
もちろんですが、私はスピーカーケーブルを短く切って代用します
【ところで、アンプはどうする】
普通なら、このクラスを鳴らし切ろうと思うと、
そこそこなアンプ・・・アキュフェーズとかマッキントッシュとかラックスマンとか・・・・
そんな余裕たっぷり出力のアンプを奢っちゃうんですが、
フフフ、ziziさんそんなことはしません(笑)
もうお気づきかと思いますが、先日紹介した超激安1800円の中華アンプで鳴らそうという魂胆
しかし、「電線病」というわけではありませんが
スピーカーケーブルだけはamazonでそこそこ評価の高い(それでも安物)ケーブルを購入しました
【結果やいかに・・】
JBL216PROと比べるとキレがありつつ腰の据わった音という感じがします
小径スピーカーのためか低音にも締まりがあり、
それでいてまだろくにエージングもしてないのに重低音も良い感じです(中古ですからね)
JBLの明るくからっとした「ドンシャリ・アメリカ~~ン」な感じとはちょっと対照的な
密度感ある音は、もうワタクシちょっと感動しております(笑)
※)私、ドンシャリは決してきらいではありません、むしろ好き
少しだけ心配していたアンプのパワーですが、これも十二分!
ボリュームは最大でも12時から13時くらい
それ以上にするともちろん近所迷惑だし、感度の鈍った私の耳にも痛い大音量となります
88dbとそんなに効率のよいスピーカーでは無いですし
4Ωという低インピーダンスでアンプにも負担が大きいはずなのですが
このあたりのことは私にも良く分かりません(^_^;)
ただ今回長いケーブル長を避け、3mほどで作り直したことは結果的に良かったかもしれません
※)4Ωは一応このアンプの守備範囲内とされています
この音でPCスピーカーにもアコギアンプにもなってくれるのですよ・・・何という幸せ
PC再生で男声コーラスのIl Divoを聴くと、もう涙が著著キレっす
前回と同じ、MTRのモニター音をスピーカーから出力し、それをZOOM H6で録音してみました
例によって歌は私ですけど、バック音源がカラオケなので一部分だけです
音の雰囲気だけでもお聞きいただければ幸いです
(前回のJBL216proの録音よりも、1mほど近くで録音しています)
アミンの「待つわ」、ハモり頑張ったなあ、もう2年くらい前の録音になります
(できればヘッドホン等でお聞きいただけると音が良く分かると思います)
【JBL216PROよいずこへ・・】
そうそう、居場所を奪われた形の彼はいったいどこに行くのでしょうか
心配ご無用(笑)、事務所に残された最後の一部屋に移住です
中華アンプは腐るほどありますから(爆)、移住しても元気に鳴っております
ちなみに、ここはしばしば様、めぐみ様はじめ、ここに参拝に来る方々の宿泊場所でもあります
六畳一間、一泊15万円のウルトラスイートでおくつろぎくださいませ~~~~
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さて、もちろんオーディオ沼にまたどっぷりなんてことはありませんが
不思議なもので、良い音に包まれるだけでちょっと幸せな自分もいます
もしも万が一、いつか「スピーカー自作しました!」なんて記事が出てきたりしたら
「ああ、ついに堕ちよったな」とお笑いくださいませ