2018年7月23日月曜日

西日本豪雨 被災日誌(5)

暑さにも作業にも慣れてきたと思っていたのですが、今回の疲労度は過去最高


平成30年7月21日(土曜日)

  |朝6時、兵庫の妹と徳島で待ち合わせて、1台で実家へ向かう
  |「一度実家を見てみたい!」という、入院中の母の願いを叶えるべく
  |病院で母を拾って実家へ
  |すでに高知からの応援で知人が到着していた
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  |この知人というのは、高知市内から今回ですでに3回目の応援となる
  |私の両親の古くからの友人のご子息だが
  |友人夫妻のご主人はすでに死去、ご妻女も患っていて
  |母とのつながりも限りなく細くなっていたのだが、にもかかわらずご子息が渾身の応援活動
  |高知からの旅費、救援物資の購入等々、全て自腹で手伝ってくれた
  |この日も、残っていた床板の釘抜きなどをやってもらったが
  |どんなに感謝してもしきれれない
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  |さて、この日の私の仕事は倉庫の片付けがメインだったが
  |加えて、果てしないゴミ出し
  |妹の「パンドラの箱がまたあった~!」という悲鳴とともに、どんどんゴミが出てくる
  |ゴミ出しは山場を超えたと思っていたが、なんのその
  |軽トラ換算でもう10台近くは出したが、先は長い・・・
  |そして、お風呂のボイラーがダメなことが判明する
  |試しにスイッチ入れてみたら煙を吐いた
  |すぐにメンテ業者に見てもらったが、古い機種で修理はきかないので交換となった
  |ただし、母もすぐにはここで住まないので、現在保留中である
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  |久しぶりの実家を見られて母は満足の様子
  |エアコンの部屋でじっとしてもらったので、それほど疲労も無く
  |午後2時過ぎには病院へもどったが
  |家の復旧の様子も確認でき、昼食で食べたうどんも美味しかったと、うれしそうだった
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  |残念なことに、お風呂のボイラーがダメなことが判明する
  |試しにスイッチ入れてみたら煙を吐いた
  |すぐにメンテ業者に見てもらったが、古い機種で修理はきかないので交換となった
  |ただし、母もすぐにはここで住まないので、現在保留中である
  |
  |午後5時、作業終了
  |私は実家のエアコンの復旧した部屋で宿泊、妹はホテルだ
  |高知に帰る知人を見送ったあと、妹をホテルまでつれていった

平成30年7月22日(日曜日)

  |朝8時、妹をホテルに迎えに行き作業開始
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  |この日は午前10時からお昼まで、ボランティアさんが手伝いに見えた
  |まず書いておきたい!
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  |                ボランティアすごい、ありがとう!!!
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  |まず、10時前にボランティアさんの装備を積んだ車が到着
  |装備を下ろしたあとに、家の前の災害ゴミを積んでいってくれた
  |ほどなく、ボランティア6名が到着
  |床板を外してある和室2間の床下泥の排除をお願いする
  |私は、お願いしたもののそこまでは難しいと考えていたので、
  |できる範囲での作業と、12時までに床板を元通りに並べておくことだけを伝えたのだったが
  |なんのその、マンパワーというのはすごい
  |1時間半で排土作業を終えて
  |「あと12時まで何かできることはありますか?」と・・・・涙がちょちょきれる
  |川側のフェンスに絡みついた大量のわらくず処理
  |正直、なかばあきらめていたのをお願いしてみたら、30分でほぼ撤去完了
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  |手際の良さ、チームワーク、若いパワー
  |そして、言動の全てから被災者への心遣いが感じられるという誠実さ
  |その素晴らしい作業結果で、おおいに復旧がはかどったのはもちろんだが
  |なにかこう、その姿を見て短い会話を交わすだけで
  |心が癒やされ、勇気も湧いてきた
  |ボランティアとの接点も初めてだし、
  |まさか自分がその助けをいただくなど思ってもみなかったことだが、
  |心の底から感謝している
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  |この日驚いたのは浄化槽の様子
  |蓋下10cmくらいまで内容物かきている
  |あわてて、近所の清掃社までいって事情を説明すると
  |とりあえずその状態なら大丈夫とのこと
  |実はこの清掃社も大被害を受けていた
  |水害で2m近い浸水となったそうでバキュームカーは全滅!
  |他社からの借り物で緊急度の高い家に対応してるという
  |浄化槽のあふれ出しや、トイレの水が流れていかないなど以外は対応不能だそうだ
  |それに、給水が戻ったとはいえ、水不足で再度断水もあり得るという状況では
  |大量の水を使用する本格的な浄化槽メンテは不可能だという
  |当面、浄化槽は今のまま使用することになった
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  |妹の予定もあって、午後1時過ぎには出発しなくてはならない
  |ボランティアさん達を見送ったあと片付けや簡単な消毒作業を行って
  |実家をあとにしたが
  |ゴミ処理の当てができたことで、倉庫の水没品もゴミ処理に回すことで
  |倉庫の片付けもずいぶん進んだし
  |室内も、洗面所、納戸、浴室はほぼ完了状態まで持って行けた
  |あとは和室の畳が入らない限り片付かないので、
  |床下の乾燥を半月ほど継続したあと、畳が入ってからが本番となりそうだ
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  |今回は消耗度が激しく、車の乗り降りもしんどいくらいだったが
  |本当に困ったのは睡魔・・普段は無休憩でも徳島に着くのだが、3度の休憩を経て到着
  |風呂に入り、午後6時就寝、起きたら朝9時だった
  |15時間寝て多少回復したが、まだ体はギシギシしている


2 件のコメント:

しばしば さんのコメント...

いろいろと大変なことになっていますね。

早く復活されることを願っています。

zizi さんのコメント...

>しばしばさん

ありがとうございます、頑張ります