2018年12月11日火曜日

リズムマシン(3/5) KORG WAVEDRUM mini

これがリズムマシンかと問われると、さてどうなんだろう
奏者がいれば間違いなくリズムマシンなんだけど・・・そう、奏者がいればです
これまでご紹介したリズムマシンは、誰も叩かなくてもリズムを奏でるのですが
これは、奏者がいなければなりたたない「楽器」です




KORG WAVEDRUM mini

KORG WAVEDRUM miniは、上位機種のKORG WAVEDRUM の簡易版として
2011年に発売された機種で、すでに発売から7年が経過します
当初は上の写真と違ってグレーの筐体でしたが、現在はイエローに変わっています

【概要】
  |◆革新的シンセサイズ技術を駆使したポータブル・パーカッション・シンセサイザー
  |◆スピーカー内蔵により、場所を選ばずいつでもどこでも手軽に演奏が可能
  |◆アウトドアやストリート・パフォーマンスでも安心の電池駆動
  |◆アコースティックからシンセ・サウンド等100種ものサウンド・バリエーションを用意
  |◆付属のセンサー内蔵クリップを使えば何でもパーカッションに大変身
  |◆本体パッド部とクリップ部の2種類のサウンドを使い分けることが可能
  |◆何度でも重ね録りが可能なルーパー機能(最大25秒)を搭載
  |◆サウンドに彩りを与える10種のエフェクトをプリセット搭載
  |◆リズム・ガイドやセッション・プレイに便利なリズム機能

【仕様】

  |◇サウンド : 100
  |◇エフェクト : 10
  |◇リズム・パターン : 100 (パターンに重ね録り可能)
  |◇ループ : 最大25秒 (フレーズの始端から終端の時間)
  |◇出力端子 : OUTPUT( モノラル・フォーン・ジャック)、
  |          ヘッドホン(ステレオ・ミニ・フォーン・ジャック)
  |◇入力端子 : CLIP接続端子
  |◇アンプ出力/スピーカー : 1.3 W
  |◇ディスプレイ : 2キャラクター 7セグメントLED
  |◇サンプリング周波数 : 48 kHz
  |◇A/D、D/A 変換 : 24 bit
  |◇電源 : DC9V 付属AC アダプターまたはニッケル水素充電池x6
  |◇電池寿命 : 約4 時間 ニッケル水素充電池(1900mAh)使用時
  |             ※使用電池、使用状況によって変わります
  |◇消費電力 : 7.5 W
  |◇質量 : 1.0 kg (電池含まず)
  |◇外形寸法 : 216 (W) x 216 (D) x 67 (H) mm
  |◇使用温度条件 : 0〜+40℃ (結露させないこと)
  |◇付属品 : 取扱説明書、ACアダプター、センサー内蔵クリップ


使ってみて


完全な打楽器素人の私が、どうこの楽器に対峙したか、ドキュメンタリーをどうぞ~

【ファーストコンタクト】

叩いて音が出る、という部分だけでも、とりあえずは楽しい
しかし、打楽器の経験も無い私のような人間は
LATIN,JAZZ,POPSといった特徴を掴んだリズムを刻むなどは無理な話でw
四拍子、せいぜい頑張っても8ビートぐらいが関の山です
100種類もある音色を変えながら、一通り遊ぶことはできても、
正直、飽きるまで半日もあれば事足ります(^_^;)
そして、半日経った頃には、手が痛い(爆)



【おお、なんか再生ボタンのようなものが】

あるではないか、ひょっとしてこれ押すと普通のリズムマシンのように自動で演奏されるのか?
WAVEDRUM miniには「リズム」という機能があります
単純にWAVEDRUM miniの音色を組み合わせたものでは無く
ちょっとしたバッキングとも言えそうなものが100種類用意されてます
これにあわせてパッドを叩くと、これもまあそれなりに楽しい
リズムに重ねた自分のパッド音も録音できるし、「これは使える~」と思ったのもつかの間
やがて、このリズム機能は「テンポを変えることができない」ことに気付く
これじゃあ使い道が無い、と気付くまで1時間かかるだろうか・・・
私が欲しいのは弾き語りやソロギのバックに使えるリズムである
テンポが変えられないのではどうしようも無いので、このリズム機能はあきらめるしかない



【おお、なんか黄色いクリップが】

これ、クリップ型のセンサーで本体のパッドと同じように機能します
音色はパッドとは別に設定できますから、
パッドとクリップを使えばかなり手の込んだリズムを演奏することができます


なんにでも挟んで、拾った音をWAVEDRUM miniの音色に変換することができますが
私は「机に挟んでみよう~」と考えた
挟んで机をトントンすると、おおおお、パッドと同じように音が出るではないか
これはそこそこ、いやかなり楽しい
パッドよりもむしろ感度が良くて、軽く机を叩いてもちゃんと音がする
楽しいがしかし・・・このまま手を使って演奏してたら、ギターが弾けん・・・
なんとかこの音を記録することはできないものか


【おお、なんかルーパーとか書いてあるし】

手持ちの機材の中にもルーパー機能を持っているものはいくつかあった
しかし、これまでこのブログの記事にただの一度も登場しなかったのは
「ようつかわん」からである(笑)
でも、WAVEDRUM miniのルーパー機能は手で操作するし、もしかすると・・・・・
ってわけで説明書片手にやってみた
操作はけっして難しくは無い、慣れは必要だけど一応使えるぞ!これは
お、なんか良い感じのできちゃったし、これを保存するにはどうすればよかんべ?
どれどれマニュアルはなんて書いてある?
できない、の?ふ~~ん電源切ると無くなるんだ?そうなんだ


【おわた】

戦い敗れたが悔いは無い、パッドを叩き続けた手の痛みも、もう今は心地よい
やっぱり、WAVEDRUM miniは打楽器なのであるよ
ちゃんと練習して演奏するのが正しい使い方で、
ボタンをしたらリズムが流れるなんて考えは、そもそもチガウのであります


チャレンジを終えて


KORG KR miniと比べると音そのものはこちらの方が良いと感じます
ただ、内蔵スピーカーの音がほんとに小さい
下手すると、パッドを叩く実音の方が大きく聞こえることもある
練習だってヘッドホン使った方が使いやすいし、現場で使う場合はアンプ接続が必須です
ちなみにヘッドホン端子はステレオジャックですが、出力はモノラル音声です

でも、カホンの代わりに現場でアンプにつないで使う、これは十分にアリでしょう
きっと楽しいライブになると思います!!

さて、音を紹介するのは相当躊躇がありましたが(笑)
まあ笑いものにでも何でもしてください~~~
ルーパーを使い、最初はクリップで、その上にパッドの音を重ねてみました
お気づきのとおり、叩く強さやその音の高低で
WAVEDRUM miniからはいろんな音色や音階が出力されます(選んだ音色にもよります)
WAVEDRUM miniをアンプに接続し、その音をZOOM H2nで録音しました



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