2020年4月22日水曜日

Roland FC-200 MIDIフットコントローラ

かなり古い機種だけど、そこそこ美品の完全動作品をメルカリでゲット!
なぜかって???そう、

GR-55君、あんたのためだよ!!


Roland FC-200





【主な特長】
『ペダル操作による音色の切り換え』
ペダル操作でプログラム・チェンジ情報を送信することによって、演奏を中断することなく音色
を切り換えることができます。
『リアルタイム・コントロールに対応したペダルを装備』
スイッチ・ペダルとエクスプレッション・ペダルを装備しました。コントロール・チェンジ情報を
送信して、音量や音色を変化させることができます。

『コントロール・チェンジ情報に対応した6つのジャックを装備』
利用目的に合わせて、フット・スイッチやエクスプレッション・ペダルの接続可能なジャックを
6つ装備しています。

『足鍵盤としても使用可能』
ペダルを足鍵盤のように操作すると、音源を鳴らすことができます。

『2電源方式に対応』
電源は、乾電池とACアダプターによる2電源方式を採用しています。


MIDIフットコントローラーとは


MIDIという規格信号によって、対応した機器を操作することが可能な機材と言えば良いのか
しかし、そもそも私、MIDIってなんのことかも今ひとつわかっていないw
なので、これまで、多少の興味はあってもMIDIは基本的に敬遠してきた

しかし、Roland GR-55を足元ではなく、テーブルに置いて使っている関係で
GR-55を使うにはいろんな不便があるわけです

【パッチの選択】

これは、当初かなり困ってて別途コントローラは必須かと思いましたが、
なんとかギターのコントローラーで対応できました
 ◆GR-55の初期設定
   ・GK SWICH1:Bank numer dec
   ・GK SWICH2:Bank numer inc
 ◆修正後
   ・GK SWICH1:Patch numer dec
   ・GK SWICH2:Patch numer inc

【トーンパッチのコントロール】

これは、一つのパッチに含まれる4つのトーン
 ・PCM音源1
 ・PCM音源2
 ・モデリング音源
 ・ノーマルピックアップ(ギターのピエゾ音)
を制御するということで、例えば
 ・PCM音源1:ピアノ
 ・PCM音源2:ストリングス
だったときに、基本はピアノだけで、盛り上がるところだけストリングスを加えたいと
いった操作ですが、これはさすがにギター側のコントローラーでは出来ません

FC-200では以下の4つのモードがあります
 ①プログラム・チェンジ・モード
 ②コントロール・チェンジ・モード
 ③ノート・モード
 ④エクスクルーシブ・モード
 
このうちGR-55のコントロール用途では①、②が重要なので、
それぞれについて少し詳しく書いてみます


プログラムコントロールモード


GR-55のパッチ選択を手助けしてくれるモードで、FC-200の起動時はこのモードとなります
上記のとおり、ギター側のコントローラーで私にとっての必要度はやや下がりましたが
FC-200でのパッチ選択ももちろん可能です

下表は私のユーザーパッチのうち、バンク1~バンク10までのパッチリストと
FC-200の送信情報の対応関係をを示したものです
FC-200からGR-55に対しては「BANK番号×10+ペダル番号」が送信されます
要はGR-55の「通し番号」に対応した「値」をFC-200から送れば良いのです

例えばGR-55の「[U05:3] Tremolo Morphin 」を選びたいときには
 ・バンクペダルを1度踏んでFC-200のディスプレイに「1」を表示させ
 ・ナンバーペダルの「5」を踏む
ことで選択が完了します
難点と言えば・・・「GR-55パッチの通し番号を暗算する能力」を要することでしょうか(笑)
(同じバンクであればナンバーペダルを踏むだけでOKです)


ただし、このモードの場合でも、
以下の2つだけは「コントロールチェンジモード」と同じように動作しますので注意が必要です
 ・エクスプレッションペダル
 ・コントロールペダル
ですが、この仕様のおかげで、コントロールチェンジモードに切り替えなくても
エクスプレッションペダルとコントロールペダルはCC送信用に使えるので
それはそれでとても便利です

コントロールチェンジモード


FC-200のペダルを踏むたびにk決められたCCナンバーが、GR-55に送信されるモードです
GR-55側で、そのCCナンバーに対応する動作を設定しておけば、それが実行されます
このモードにするためにはFC-200のモードスイッチを押して
ディスプレイに「CC」を表示させます


【GR-55側の受け入れ体制】

GR-55ではMIDI信号に対して8つまでの動作を登録(ASSIGN)することが可能です
GR-55本体での設定はマニュアルの記載を読んでもなかなかややこしいのですが
先日ご紹介した「GR-55 Floor Board」を使えば超簡単です
以下は、FC-200のエクスプレッションペダルとコントロールペダルに対応した設定例です

【例①:FC-200のエクスプレッションペダルでPCM2の音量を制御する】

 ・画面右上の「ASSIGNS」から1をクリックするとAssign1の青い画面が出る
 ・TARGETを「PCM2 Tone Level」に
 ・MINIMUMを「0」、MAXIMUMを「100までの適当な値」に
 ・SOURCEを「CC#7 Midi Controller」に(エクスプレッションペダルを指定、上図参照)
 ・SOURCE MODEを「Toggle」に
 ・ACT RNG LOを「0」、ACT RNG HIを「127」に
 ・ON/OFFをクリックしてオレンジ色に

【例②:FC-200のコントロールペダルでPCM1の音をオンオフする】

 ・画面右上の「ASSIGNS」から2をクリックするとAssign2の青い画面が出る
 ・TARGETを「PCM1 Tone Switch」に
 ・MINIMUMを「ON」、MAXIMUMを「OFF」に
 ・SOURCEを「CC#80 Midi Controller」に(コントロールペダルを指定、上図参照)
 ・SOURCE MODEを「Toggle」に
 ・ACT RNG LOを「0」、ACT RNG HIを「127」に
 ・ON/OFFをクリックしてオレンジ色に



使用感など


一度理屈がわかってしまえば、とても簡単に使えます
GR-55を足元に置かない人にとっては、必須かもと思えるくらいです

でも、とにかくデカイw
常時、床に置いとくとなると、もう邪魔で邪魔で・・・・
もう少しコンパクトなのはないのかと思って探してはみましたが
エクスプレッションペダル付きのフットコントローラーでコンパクトなものは意外に見つかりません

現実的にはROLAND FC-50のような小ぶりなコントローラーに
エクスプレッションペダルを増設する方法が考えられますが、
ROLAND FC-50のCCナンバー送信は本体ペダルでは出来ず、増設ペダルのみなので
上記で示したFC-200使用例2つと同じことをするためには
FC-50にエクスプレッションペダル(EV-5等)とコントロールペダル(FS-5U等)の
2つを増設しなくてはならないことになり、それはそれで煩雑の極みなのであります(^0^;)
まあ、FC-200のでかさを我慢して使う方がまだまし・・・
と私は思います(笑)

便利だけど、メッチャ邪魔w ってことで・・・・
 
ごちゃごちゃしてるペダル類をまとめてみたのだが
 
これはもう、
 
フットコントローラーの意味がない(笑)
 

0 件のコメント: