2021年12月19日日曜日

クランプのもう一つの使い道

 さて、マジックアームのベースとなるクランプの「もう一つの穴」、その正体は・・・

3/8インチ、メスネジです


わりと身近な機材のネジ径
いろんな機材関連のねじ径をあげればキリがないのですが
マイクに関連したなものだけ紹介すると以下のとおりです

【3/8インチ、5/8インチ】
マイクに直接関連のあるねじ径で、一般的にこんな風に呼ばれています
 ・3/8インチ:AKG規格
 ・5/8インチ:SHURE規格
マイクホルダなどに付属することが多いこの変換ネジは、その変換のためのものです


【1/4インチ】
カメラ用の三脚などに用いられるネジです
マイクとは直接関係ありませんが、三脚等のカメラ機材をマイクにも使いたい、
または逆にマイクスタンド等をカメラ用に流用したいこともあります


クランプには3/8メスネジが必ずある?
正直「よくわかりません」が(笑)
私がamazonなどで見かけたクランプには、ほぼこの3/8ネジ穴がありました
そしていつも「これなにに使うんだろう?」って思ってましたw


さてどう使う?
3/8インチだからマイクスタンド用のアクセサリはほとんど使えるでしょ・・・
と思えば、さにあらず!、その理由は

マイクスタンドに関連する部品はほとんどがメスネジだから

なのであります、マイクホルダもそうですし、スタンド用の各種アタッチもそうです
当然ながら「メス-メス」では使いようがありません
そこで必要なのがこんなもの

【3/8オス-3/8オスネジ】
簡単に「メスネジ-オスネジ変換」をしてくれるもので、
最も確実な選択!といって良いかもしれません
ただ、単品売りが少なかったり、単品でも500円前後といいお値段だったり(^0^;)
このあたりは、用途に合わせて検討するしかないって感じでしょうか

【3/8-1/4自由変換セット】
3/8、1/4、オス、メス、この全ての組み合わせで両端を形成できる万能ツールです
 ①1/4、3/8両オスネジ
 ②1/4、3/8変換スリーブ
 ③1/4、3/8両端メス、スピゴット(鼓「つづみ」のような形状の部品)
の3つが1セットとなっており、下図のような変換が可能です
 ケース1:3/8オス-1/4メス
 ケース2:1/4オス-1/4メス
1セットのみだと上記の変換しかできませんが、これが2セットあれば・・・
スピゴットの両端で、
 ・1/4オス、1/4メス
 ・3/8オス、3/8メス
という全ての組み合わせをつくることができます
私は7セットがひと組となっている商品を購入して、3/8オス-3/8オスを作成しました


やっとクランプの話に戻れそうだが
両端3/8オスネジが手に入ったことで、
クランプのマイク機材への活用が「一応」可能となります・・・え、「一応」??


クランプと上記のネジを使って上の写真のようにマイクスタンドをつくってみました
まあ「一応」目的は達したのでしたけど
写真中にも書いたように、「任意の角度で固定することが難しい」(というかほぼ不可能)
ということに気づいてしまいました(笑)

この解決のためには・・・・

どこかに「ワッシャーを入れる」

のが有効なのですが、そこを書いているとまだまだ長くなりそうなので
ここから先は、読者の創意工夫にゆだねることとします(笑)

ただ、ここまでやって今更ですが
苦労して3/8ネジ穴使うよりも、
もう一つマジックアーム買った方が
ずっと楽!ですな(^0^;)


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