2019年1月29日火曜日

ギターMIDIコンバーター YAMAHA G50

ギターからの音声信号をMIDIに変換してくれるという機材です
ですが、これだけではほぼ役に立たず、MIDI音源とペアで使用することが基本となります
以下の組み合わせで初めて「音」を出すことができます

ディバイデッドピックアップ
【YAMAHA G50:MIDIコンバーター】
【YAMAHA MU100R:MIDI音源】
アンプ

話がややこしくなるのでMIDI音源のYAMAHA MU100Rについては次回に改めて紹介しますが
これで一体何ができるのかといえば・・・・

ギターの音をピアノやサックスなど
他の楽器の音に変換できる

ということなのです
例えば、ギターを弾くとピアノの音が出てくるということを簡単にやってしまう
ギターシンセサイザーシステムなのであります

ん?ちょっと待てよ

アンタはすでにGODIN&ROLANDのギターシンセをもっとるやないか?
そうそう、そうでしたROLAND GR-33をGODINのギターで動作させれば
こんなもん使わなくてもシンセサウンドが得られます
なら、どうして・・・?
 
興味があった、ってだけではダメなん?

ま、そういうことです(笑)
実はこのシステム、写真のような状態でまとめてヤフオクで仕入れたものです


 ①YAMAHA G50(MIDIコンバーター)
 ②YAMAHA MU100R(MIDI音源)
 ③TEAC AV-P25(汎用電源)
 ④4Uラック
 ⑤YAMAHA PA-5B(ACアダプター)

全部まとめて1.5万円が、安いか高いかはちと微妙です
定価ベースで言えば総額で20万近い機材ですから安そうに思いますけど
何せ古いものですから、1.5万でも果たして安いのかどうか(笑)
加えて「通電確認のみ」という、かなりリスキーな商品でしたから、
正直なところ、少々冒険が過ぎたなと反省はしております(^_^;)

購入の一番の目的は
漠然とした知識しかないMIDIという仕組みについて少し勉強してみたかったことでした
なので私にとっての目玉は YAMAHA MU100Rでしたが
せっかく一揃いで手に入るのなら「まあいいか」と(笑)
そして・・・リスキーさが幸いしてかあっさり落札となりました

ディバイデッドピックアップ

さて、YAMAHA G50に信号入力するためにはディバイデッドピックアップが必要です
YAMAHAのシステムの場合、これに該当するのはYAMAHA G1Dになります

YAMAHA G1D

私はこの機材を保ってはいませんでしたが、落札前に耳寄り情報を仕入れておりました(笑)
 
ディバイデッドピックアップ&接続ケーブルは
ROLANDと完全互換らしい

それならうちにはROLAND GK-2AとROLAND GK-3があるではないか・・・
じゃOK~~~!ってことで解決!、実際に問題なく動作しております

ROLAND GK-2A

具体的なアコギへの取り付け方法は、先日の記事をご参照ください
そう、あれは今回のYAMAHA G50を使うためのモノだったのですね、ようやく謎が解けた(笑)


ただし、この記事にも書いておりますが、アコギ弦ではすこぶる反応が弱いです
エレキに取り付けるか、アコギの場合はニッケル弦に張り替えるかした方が
YAMAHA G50をちゃんと使おうと思えば、現実的かも知れません

接続ケーブル

ROLAND GK-2AとYAMAHA G50の接続ケーブルはROLAND GK5を使用します


このけーブル、うちにも3本あったんですが、なぜか接触不良になりやすい
すでに3本中1本がノイズまみれで廃棄処分
加えて、買い換えようにもこれが結構高い(約5000円)
そこで今回は代わりになりそうなケーブルを探すことにしました

それがこれです、お値段は半分以下!!しかも問題なく使用可能です
本家(L=5m)よりも1mほど短いですが、私にはこれで十分です


YAMAHA G50の動作確認

いや~まだこの機材のことを何も理解できていません
なのでとりあえず、以下の3点を確認です

 ・ROLAND GK-2Aからの信号を問題なく受信するか
 ・YAMAHA MU100RへのMIDI信号送信に問題ないか
 ・YAMAHA MU100Rからピアノ音が出力されるか

さいわいなことに、これらは全てクリア!!・・・しかし、液晶画面に気になる表示が出ます
MErr 
マニュアルによればこれは

内部データが異常です。エラーの発生したメモリーはイニシャライズされました。

と言うことらしいですが、早い話が「G50の設定変更が保存されない」ということのようです
これは困った・・・・
早速YAMAHAのサポートに対処方法を問い合わせてみたのですが、その返事は・・・

 ・修理が必要な状態である
 ・しかし補修用の部品の在庫がない
 ・従って基本的に修理は困難   (※メール転載禁止とされているので骨子のみ)

まあ古い機種だから、そんなこともあるわなと一応納得はしたのでしたが
メモリ保存すべき設定事項は比較的多く、電源投入のたびにそれをやり直すのは極めて面倒!
あきらめきれない(笑)

しかしこの手のエラーというのはメモリ保持用の電池切れと相場が決まっています
YAMAHAの機材は電池が基盤に固定されていて交換が難しいと聴いたこともありますが
とりあえずG50を分解してみると、あったよボタン電池!!


最初は写真の電池フォルダごと基板から外さないと交換できないのかと焦りましたが
ボタン電池自体を少しずらすとあっけなく取り外せました
新しい電池と交換です

交換後の初回電源投入時には同じエラーが表示されましたが、
簡単な設定変更後に電源を切り、再度電源を入れると今度はエラー表示されません
今のところノーエラーで稼働中です

おそらくYAMAHAの社内では保守期限の過ぎた製品に関しては
一律に「修理不可」という対応をするような社内ルールがあるのでしょうけど
こんな簡単なことで治るのであれば、もうすこし踏み込んだ返答があっても良かったのではと
少々残念にも思います・・・

まとめ

紆余曲折はあったものの、YAMAHA G50に関しては「完動品」となりました
次はYAMAHA MU100Rですな

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