2016年4月6日水曜日

PRS SE Angelus Standard


とうとう、今ご紹介できるギター紹介としては最後の記事になってしまいました
といっても、すでに手元にはないギターで
2015.8に、宇坂ギターの財源の一部として友人の元に旅立っていきました


エレキでは高いギターってイメージのあるPRSですが
最近はアコギもエレキも廉価版のSEシリーズを出したりしてます
とはいえ、それほど興味のあるギターと言うことでもありませんでしたが
ただ一点興味がわいていたのはあの特徴的な「バードインレイ」です

ヤフオクを眺めてると「稀少!PRS(ポール・リード・スミス)アコースティックギター」
というタイトルの出品があり、それが「PRS SE Angelus Standard」でした
もちろん、稀少!なんてことはなく(笑)、普通にあるタイプなんですが、
どうやらアコースティックモデルをエレアコに改造しかけていたらしく、
エンドピンの横に電池ボックスの穴を開けてしまってます、しかも開けたまま放置(笑)

値段は2万円と言うことでしたので、穴あきだし、
もしかして落ちるかもってかるい気持ちで入札したら・・・・落ちちゃいました(^◇^;)


Body Shape : 15 1/2" Cutaway
Bracing : PRS X-brace/classical hybrid
Back Wood : Solid Mahogany
Side Woods : Mahogany
Top Wood : Solid Sitka Spruce 
Neck Wood : Mahogany
Neck Shape : Wide
Fretboard and Bridge Wood : Rosewood
Inlays : Birds
Truss Rod Cover : Adjustable Truss Rod 
Nut : Bone
Saddle : Bone
Tuners : PRS SE Tuners
 
【ヘッド】
 ヘッド、エレキっぽい形ですが、カッコイイ!
チューナーはPRSと刻印されてますが、一般的なグローバータイプです

【指板】
欲しかった「バードインレイ」です
PRSのバードインレイは、高額のエレキや超高額のアコースティックギターは縁取りタイプ
このギターは塗りつぶしタイプで、明確な差別化が図られてますが・・
この値段ですから、文句はないです(笑)


【トップ・サイド・バック】
トップはスプルースの単板ですが、それほど良い材ってわけでもなさそうです
でもこの価格ですから・・・これも文句はアリマセン
が、貝のインレイがどこにも無いのは・・・少しだけさびしいかも
バックはマホガニーの単板、サイドはマホガニー合板になります

【安かった理由】
 ①電池ボックスの穴ですが、前オーナーが穴を開けようとしたらエンドブロックがあったようで
  エンドブロックと干渉して電池ボックスは斜めにしか入りません
   →まっすぐに入るまで、1時間近くヤスリでエンドブロックを削りました

 ②電池ボックス取り付け用のねじがない。
  普通の木ねじと違い、根元までねじが切ってある「タッピングねじ」というものでないと
  薄い側板にねじが噛み込みませんが、このタイプで細い径のものというのが意外とアリマセン
   →手持ちのタッピングねじで代用しましたが、相当不細工になりました(笑)

 ③サドルには金属製のアンダーサドルピックアップが入ってましたが、これが二カ所で断線
  一カ所はPUの付け根の半田がとれてましたが、これがどうしても再半田できません
  なおかつ、このPUを取り外してしまうとサドルが低くなり過ぎて、弦高が確保できない
   →ギターリペア中村さんで素子部分を1000円で購入、元のPUと交換しました

 ④サドルの3弦の溝が欠けてた
  →作り直そうかとも思いましたが、弦を張ると音はおかしくないので、現状で放置

 ⑤エンドピンプリアンプの化粧カバーの内側にあるはずの締め付け用6角ナットがない
  →手持ちのエンドピンジャックから流用しましたが、これは何とか探さないと後々まずい

 ⑥ブリッジピンの破損が激しかった
  →ブラスに交換

ってことで、弾けるようにするまで、2日を要して大汗かいたわけですが、まあなんとかなりました
 
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音ですが、意外なくらいに良く鳴るギターで驚きました
倍音豊かという感じではないのですが、聞き疲れしない素直な音というのでしょうか
けっして嫌いな音ではないです


すでに売却後でしたが、動画撮影のために友人が持ってきてくれました
久しぶりに弾いてみるとやっぱり良い感じで鳴ります
資金繰りのためとはいえ、早まったんだろうか(^_^;)

2 件のコメント:

しばしば さんのコメント...

おはようございます。
最後に手放したギターってことですね。
なかなかの音なのですが、やっぱり宇坂ギターとは深みとマルミが違います。
師匠のことですから、2万購入→リペア→10万で売却といったところでしょうか( ̄▽ ̄)

zizi さんのコメント...

しばしばさん、こんにちは
今実家の宇和島です
ようやくネット復旧しました笑

これも悪いギターではなかったと思います
ハードケース込み2万仕入れで
譲った友人は全くの初心者でしたので
修復費+持ち出し用のギグバッグ+クリップチューナー
+シールド+安いプリアンプ+スタンド
全部合計で3万円でした