2022年9月3日土曜日

緊急覚書 OBSアップデートとStickam配信不可

2022.8.31にOBSの大型アップデート(28.0)がありました
いつも、即時アップデートを実行する私・・・しかしアップデート後に
  ・Stickam:配信不可
  ・Twicas:配信可      という事態に陥ってしまった


【2022.9.4】OBS28.0.1がリリースされました
このバージョンだと問題なくStickam配信出来ています
以下の記事は「こんなこともあった」という
単なる騒動記としてお読みいただければ・・・(笑)

原因が定かじゃ無い、のが悔しいw


思いつく原因は以下のとおり
 ①OBS27.2.4からOBS28.0へのアップデート
 ②アップデートに伴い、よりよい音質を目指して音声ビットレートを256に変更
定かでは無いのは、①だけなのか①,②両方なのかという点です

後で書きますが、Stickam側の制限で②は確実にアウトです
ただ、アップデート後すぐに②をしてしまったならともかく、
②を実行せず①だけの状態で配信不可となったのならアップデートが原因となります
残念ながら、どっちの状況だったのか記憶に無いのが、悔しいw

【Stickam配信不可以外の不具合】
もともとOBSの映像エンコーダを「ハードウェアエンコード(NVIDIA NVENC H.264)」としていてOBS27.2.4までは問題なかったのですがOBS28.0では「使えません」となってしまいました
グラフィックボードのドライバを最新にすることでハードウェアエンコードを使用することは可能になりましたが、この時点ではまだStickam配信不可は回避できませんでした
   ※windowsのドライバ更新では最新にはなりません
    ボードの製造元(うちの場合はNVIDIA)のHP等で
    最新ドライバを入手する必要があります

とりあえずOBS27.2.4に戻す
OBSのダウンロードサイトから「OBS Studio 27.2.4」をダウンロードします
このとき、以下に注意してください
 ・かなり下の方にあること
 ・「Assets」をクリックしないとダウンロードファイルが表示されないこと
自分の環境に合うファイル、私の場合だと「OBS-Studio-27.2.4-Full-Installer-x64.exe 」
をダウンロードし実行します


【ちょっと注意 その1】
インストール中にWindowsだと「マイクロソフトエッジがファイルを使用中なのでエッジを終了してから再度実行してね」とメッセージが出ることがあります
しかし、エッジを終了してもなぜか処理が進まない・・・・
これはエッジがバックグラウンド動作している可能性があるためです

この場合、OBSインストーラーを終了せず、
CTRL+ALT+DELでタスクマネージャーを呼び出し、プロセスの「バックグラウンドプロセス」で「Microsoft Edge」が稼働していないか調べます


稼働中の「Microsoft Edge」をすべて「タスクの終了」しますが、いくつかは残ります
「タスクの終了」をしてもこれ以上は「Microsoft Edge」が減らない状態になったら、OBSインストーラーの「再試行」をクリックします
一度では上手くいかないこともありますが、その場合は再度「タスクの終了」を何度かやってはOBSインストーラーの「再試行」を繰り返すと、突然インストーラーの処理が進む場合があるのでお試しください

【ちょっと注意 その2】
OBS28.0がインストールされた状態でOBS27.2.4のインストール処理を行う場合、クリーンインストールになって配信設定やシーン情報が失われるのが心配です
しかし私の場合は、すべての設定情報を残したままOBS27.2.4に戻すことが可能でした

OBS27.2.4に戻すだけではNG
OBS28.0がStickamで配信不能となって以降、原因究明のために設定を見直したり変更したりして、その過程で確実に「音声ビットレートを256に変更」しており、OBS27.2.4にロールバックした時点でもその設定が生きていました

Stickamにおける配信制限を満たしてなかったわけです

Stickamにおける配信制限
Stickamには「無料会員」と「プレミアム会員」があります
私は「無料会員」ですがプレミアム会員より厳しい配信制限があります

【映像ビットレート】
映像ビットレートの上限値は「1000kbps」です
 ※プレミアム会員は1000以上もOK
これを1kbps超えても配信できなくなります


【音声ビットレート】
映像ビットレートの上限値は「192」です
 ※プレミアム会員は上限値320
これを「256」とかに設定してしまうと配信できなくなります


【出力(スケーリング)解像度】
出力解像度の上限値は「854×480」(縦幅最大480)です
 ※プレミアム会員は縦幅最大720
実験では481だと配信できましたが、490では配信不可でしたw


まとめ
【原因候補】
 ・OBS28.0へのアップデート自体が問題という可能性
 ・アップデートに伴い設定値がStickamの配信制限範囲外に変わってしまった可能性
 ・OBS28.0で映像のハードウェアエンコードが出来なくなったのに気づかず配信して
  「あ~~アップデートのせい??」と勘違いしてしまった可能性
 ・もしかしたらアップデートと同時に音声ビットレートを256にてしまった可能性

【対処】
 ・OBS27.2.4へのロールバック
 ・グラフィックドライバの更新
   ※これはStickam配信不可の回避には影響しなかった
 ・Stickamの配信制限の確認と整合性の確保

【結果】
まあめでたくStickam配信可となったわけですが、結局OBS28.0が直接原因だったのかどうかが今ひとつ不明のままです
とはいえ、もう一度OBS28.0に戻すのは・・・めんどくさすぎる(笑)

皆様の参考になったかどうかは不安が残りますが、以上「緊急覚書」であります


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