2020年12月17日木曜日

これな~んだ?sE Electronics DM1 DYNAMITE

 この圧倒的な不審物くささ・・・一体何者???


sE Electronics DM1 DYNAMITE 
これ、パッシブマイク専用のマイクプリアンプなのです
言い方を変えれば、こんな風にも言えます

パッシブ形マイクをアクティブ型マイクに変えてしまう装置

パッシブマイクとはダイナミックマイクのような電源を必要としないマイクで
一般には出力がファンタム電源を要するマイクより、かなり小さい仕様となっています
このため、非力なマイクプリアンプにつなぐと
ノイズが増したり、必要な音量が得られなかったりと言うことが起こりうるのですが
DM1 DYNAMITEをマイクとプリアンプの間に接続し、ファンタム電源を供給することで
+28dBのゲインが得られ、そうした不具合を回避できるというブツであります

ただし、コンデンサーマイクのような電源を要するアクティブマイクには使用できないので
そこは注意が必要です

■周波数レンジ : 10 Hz - 120,000 Hz (-0.3 dB)
■ゲイン:28 dB (負荷 1kΩ)
■最大出力レベル (0.5% THD):8.3 dBV (2.6 V)
■出力ノイズレベル:9 μV (JIS-A)
■動作電源:ファンタムパワー 48V(IEC 61938 準拠)
■インピーダンス:135Ω
■推奨負荷インピーダンス : 1kΩ以上
■消費電流 : 3.0 mA
■コネクタ : XLR 3ピン
■外形寸法 : 19 mm(直径)x 95.5 mm(長さ) 
■本体重量 : 80 g 


もう一つのメリット 
私の場合、「+28dBのゲイン」はあまり必要ないのですが

「マイク側にはけっして電源供給されない」

ことは、とても大きなメリットです

パッシブマイクの中でもダイナミックマイクの場合は、
ファンタムを通電しても即故障ということにはなりにくいのですが
パッシブタイプのリボンマイクは「厳禁!!」と言われることが多く
試す勇気はありませんがw、可能な限り避けるのがベターです

しかし、我が家にある様々なマイクをとっかえひっかえ使ってるうちに
ファンタム電源スイッチが入ったままのプリアンプにつないでしまうというのは
けっしてあり得ない状況ではなく、「転ばぬ先の杖」があるなら
使っておくに越したことはないと、まあそういうことです

手持ちのマイクでは、sE Electronics X1Rが該当します
同じリボンマイクでもSAMSON VR88はアクティブ型なので
この赤いダイナマイトは必要ありません(笑)



使用感 
マイクにつないでファンタムをかけるだけなので、使い方はきわめて簡単です
もちろん上の写真のようにマイクに直接ささず、マイクケーブルをはさんでもかまいません

つないだことで、特に音が変わることも、ノイズが増すこともなく
とてもクリーンに音量を稼ぐことが可能です

ところで、「+28dBのゲイン」とはどのくらいのパワーなのでしょうか?
「デシベル計算」というサイトを利用して計算してみますと

+28dBのゲイン=音圧が25.1倍!

ということになります
聴感上どれくらいの差になるのかというのはちょっと難しい話になりますが
本来、マイクプリアンプで稼ぐ必要のあるゲインの半分くらいは
このダイナマイトが仕事してくれるという方がわかりやすいかも知れませんね

ともあれ、使いやすさ、効果はほぼ満点
パッシブリボンを使っているなら安心も満点な、小さなダイナマイトです




2020年12月11日金曜日

リボンマイク SAMSON VR88

イケベ楽器が、なんとか言うキャンペーンをやってて、なんと1万円で売ってた
普通に買えば2万円半ばだけど、そもそもたま数が少なく
取り扱ってるショップも減り続けている状況に鑑みまして・・・
買えるときに買っとかないと、と(笑)



SAMSON VR88
ここでまず申し上げたいのは「作りの立派さ」であります(笑)
 ■「立派な」アルミケース
 ■ケース内部の「立派な」マイク保護材
  衝撃に弱いリボンマイクを十分に保護出来る保護材が使われています
 ■ノイマンやブルーとよく似た「立派な」スパイダーショックマウント
  ノイマンなら4万円近くはするというスパイダーショックマウントが標準添付
  作りもものすごくしっかりしています
  ブルーでは角度調整部がいまいちしっかりしていないのですが、
  これは軽い力でもしっかり固定できルスグレモノです
 ■手に取っただけでしっかり感が伝わる「立派な」マイク本体
  535gという重量はノイマンU87aiよりも重い!(勝った!!w)
  高級品は重いという年寄りの価値観を十分満足させてくれます

正直申し上げて、価格に全くみあわなわないほどの立派さで
「これなら少々音が悪くても我慢できる」と一瞬だけ思ったほどでした(笑)

仕様的には先日ご紹介したsE Electronics X1Rとそう変わりませんが
全く異なるのはX1Rが電源を必要としない「パッシブタイプ」であったのに対して
VR88はファンタム電源を必要とする「アクティブタイプ」なことです
それ故、出力が一般的なコンデンサーマイクほどもあり
高ゲイン仕様のマイクプリアンプがなくても使いやすいという特徴を持ちます

指向特性:フィギュア8(双指向性)
周波数特性:30Hz-16kHz
最大音圧レベル:137dB
重量:535g
サイズ:175x54x28mm
2.5ミクロン・アルミニウムリボン
入力感度:-40dB
駆動電圧:48V
ハードケース、ショックマウント付属

音の感想
リボンマイク独特の柔らかで太さのある音はsE Electronics X1Rと同じです
でもX1Rと比べると低域が引き締まり、若干ですが抜けが良いと感じます
コンデンサーマイクでキラキラした倍音を拾うのも良いですが
リボンマイクの音もちょっとやみつきになりそうな魅力は確かにあります

・マイク:SAMSON VR88
・マイクプリアンプ:Golden Age Pre73 jr
・ギター:LOWDEN O-32
・録音距離:概ね30cmくらい
・音声処理:生音は音量調整以外はなにもしていません

【生音】


【リバーブ処理】
sE Electronics X1Rと同じように、中高域をやや持ち上げる設定でリバーブをかけました

これも少し古い設定です
今使ってる設定とは少し異なります


2020年12月5日土曜日

PAGE CAPO P-6N

仕様が変わった (多分ですが)P-6Eにガッカリしたのは数ヶ月前
しかし、サウンドハウスを何気なく捜索してみていると
「PAGE CAPO P-6N」という見慣れない型番があるではないか

PAGE CAPO P-6EとP-6N


さて。P-6EとP-6N、何が違うのでしょう、サウンドハウスの商品説明を見ると

【P-6E】
 ■スリムで軽量、オリジナル・ペイジカポは機能美を追求したシンプルなデザイン。
 ■アコースティックギター用カポタスト
 ■オリジナル・ペイジカポ
  ※センターが1弦寄りとなりますので取り付けの向きにご注意ください。
【P-6N】
 ■スリムで軽量、オリジナル・ペイジカポは機能美を追求したシンプルなデザイン。
 ■アコースティックギター用カポタスト
 ■オリジナル・ペイジカポ
 ■サテン・ニッケルカラー

う~~ん、なんだかよくわからん(笑)
 ・どちらも6弦アコースティックギター用なのは間違いなさそう
 ・P-6Nの「N」はどうやら「NIKKEL」のNのようだ
 ・P-6Eの「センターが1弦寄り」というのは意味不明だが1弦と6弦の太さが異なること
  への対応なのかもしれん

しかたない!手持ちのP-6EとP-6Nをちょっと比較してみよう
ただ、私の手持ちP-6Eはチューブが黒の旧タイプです
現在販売中のP-6Eとは若干異なる可能性があることを踏まえてご覧下さい

【見た目】
 ・P-6Eは、フレームが黒、チューブも黒(写真右)
 ・P-6Nは、フレームがサテンニッケル、チューブは透明(写真左)

【形状】
 ・上下左右どこから見ても形状的には差がない

【弦おさえ部】
 ・下図は弦おさえ部からチューブを取り外し、芯の金属を鉛筆でなぞったものです
 ・P-6Eでは軽いRがかかってますが、P-6Nはほぼ平ら・・・・え~~~w
 ・P-6Nだいじょうぶか~~~??
  マーチン等のギターで一般的な16インチR(406mm)で確かめてみよう
 ・1~6弦の太さの違いやチューブの弾力での追従性を考慮しても
  P-6Nはちょっとやばそうだ(^0^;)



PAGE CAPO P-6Nの使用感


上で示したようにかなりフラットな弦おさえ部が災いしてか
1弦側がやや浮くような感じは確かにあります
ただ、実際にビビるようなことはなく、音もとても良いです
音自体は、ちょっとくたびれた私のP-6Eよりも張りがあってむしろ良いくらい

ちょっとどう評価して良いのか迷うところですがw
少なくともGIBSON J45のようにややきつめの指板R(12インチR)が
採用されているギターではP-6Nは使わない方が無難かも知れません
 ※持ってないので試すことは出来ませんでしたが・・・

あと、弦おさえ部が私のP-6Eではスムーズに開閉できるのですが
P-6Nではフレームをややせ広げるようにしないとカチッ!っとはまりません
フレームを広げるというのは片手では難しいことなので
これはちょっと使いづらいですが、個体差なのかも知れません

ギターを選ぶかも知れませんがビビりさえしなければ「とりあえず」良いカポです

とりあえず・・・ですがw