2015年9月16日水曜日

Larrivee C-10

ラリビー、フィンガーピッカーなら一度は聞いたことのある名前じゃないでしょうか
ソロギをはじめた頃からあこがれの目で見ておりましたが、
そこそこのお値段がするのでずっと見送っておりました
ところが、ギターリペア中村さんのJ-Guitarコーナーに掲載されたのを偶然にも発見し
「まあ、これも運命か」と・・・
「出会いって大事よね」と・・・
お店の方で弾き比べや試奏をして感触を確かめた上で、2014.8購入となりました


All Solid Mastergrade wood Construction
Single Piece Mahogany Neck
Canadian Sitka Spruce Sound Board & Bracing
African Ebony Fretboard & Bridge
Indian Rosewood Multi-Strip Body Binding
Rosewood Back & Sides
Symmetrical Parabolic X-Bracing
Hand fit Dovetail Neck Joint
Abalone Rosette & Top Purfling
Pearl Logo w/ Sterling Silver Border
Chrome Tuners (18:1 Ratio)
Ivoroid Fretboard Binding
Larrivee Custom Beveled Pickguard
Deluxe Fretboard & Bridge Wing Inlays
Bone Nut
Compensated Bone Saddle
Price $5182
※現行品に関するもので本品とは若干異なる部分がある

年式(と言ってもおそらく20歳くらい)の割には状態はまずまず
小さな打痕はあるけど致命傷でもなく、ネックもOK、
ラリビーで割と良くみるトップ板接合部(ギターの真ん中)での割れの気配もありません。
ちなみにトップはスプルース単板です
形状は少し大ぶりのオーディトリアムモデルのフローレンタインカッタウェイです
これまで見てきたフローレンタインよりも少し切れ込みが深い、ちょっと独特の形状をしています
現在のC-10はピックガードがついていますが、この時代のものは透明ピックガードです
(上の写真ではちょっと見づらいですね)

美しいヘッドインレイはラリビーの特徴でもあります
1970年代後半くらいまでは奥さんのウェンディさんが一つ一つデザインし
自ら彫刻していたとされていますが、90年代半ば頃にどうだったかは定かではありません
実は店頭では、1990年頃と言うことで販売されていましたが、
ラリビー全般にいえることとして「年代判定はなかなか難しい」ものだそうで、
このギターも正確なところは不明です
どうやらこのギターも1990ではなく、ラベルデザインなどから1995以降のもののようです
このギターのヘッドインレイは「ドラゴン」、ラリビーのヘッドインレイとしては「控えめ」な方です(笑)
ペグには「Larrivee」の刻印、年式の割にはまずまず綺麗です


指板インレイも美しい。少し弾きあとはありますが、フレットも含めてダメージは少ないです


音への影響が大きいブリッジ部分ですが、
サドルとブリッジピンの間隔が極めて小さいハイテンション構造がラリビーの大きな特徴でもあります
ただ、この個体はサドルがかなり低くセッティングされているせいか、
実際に弾いてみてハイテンションと感じることはありありません
(元々このサドル高さなのかどうかは不明)


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肝心の音の方ですが、基本的には適度な立ち上がり感があって抜けの良い軽やかな音ですが、
芯もあって粘り強いサスティンも持っていて、やはりフィンガー用かなという音に聞こえます

購入時にMARTIN D-35とK.Yairi Customと弾き比べてみたのですが、
低音の迫力や箱鳴り感は、完全にラリビー劣勢です
もしかすると、試奏の感覚で言えば、多くの人はMartinを選ぶかもしれません
しかし、このギターの個性を秀逸と感じるなら、十二分に価値のあるギターです
優しく繊細、しかしペンペン、シャリシャリした軽さではなくて豊かな音です
ただ何となくですが、ラリビーは初めてのギターとして選ぶギターじゃないなあと、
思えてしまうのはなぜなんでしょうか(笑)

サンプル音源は、前半:生音、後半:ライン音(リバーブ付加)です
PUはSEYMOUR DUNCAN SA6、マグネットとマイクのブレンドPUですが、マイクmaxで使ってます


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